講談社文庫
デッド・オア・アライヴ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062778749
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸川乱歩賞作家による最強の競作アンソロジー。テーマはデッド・オア・アライヴ、生死の危機。帝国ホテルに集う謎を解き明かせ!江戸川乱歩賞受賞作家7名が放つ最強の競作アンソロジーが、
乱歩賞60周年の2014年、文庫化!

七人の作家に届いた挑戦状。
「テーマはデッド・オア・アライヴ、生死の危機。
 2013年9月7日正午、主要人物が帝国ホテルにいる短編ミステリーを執筆せよ」
その場所は天国か地獄か、その選択は生か死か。彼らの出した珠玉の「答え」がここにある。

薬丸岳「不惑」
 とある事件が原因で13年間眠り続ける恋人をもつ窪田。彼は今日行われる結婚式で復讐を企てるが、同級生の夏目が違和感に気付く。夏目シリーズ最新作。
竹吉優輔「イーストウッドに助けはこない」
 違法スレスレの街金で働くコージは、ヤクザの女に手を出した「そのスジ」の叔父を拉致してリンチする羽目になるが、ダメ叔父とコージには大切な思い出があった。
高野史緒「悪魔的暗示」
 1918年、帝国ホテルで天才少年は米国スパイの会話を耳にする。各国スパイが血眼になって追う、滅亡したロシア・ロマノフ王朝の“秘宝”の行方は。
横関大「クイズ&ドリーム」
 とある目的でホテルに泊まっている川尻の客室を突然訪れた、銀色の仮面をつけた男。彼は「負けたほうが謎のカプセルを飲む」ルールのクイズゲームを強要する。
遠藤武文「平和への祈り」
 ケセランパサランを追いかけた先の公園で、ミステリー作家・“遠藤武文”はミカエルを名乗る天使に出会う。自分の肩に世界の滅亡がかかっているとしった作家は……。
翔田寛「墓石の呼ぶ声」
 雨宮勇吉は、9月頭の7日間を必ずホテルで過ごす常連客だ。ホテルマンが聞いた彼の過去と、墓石に刻まれた秘密とは。
鏑木蓮「水の泡?死を受けいれるまで?」
 ナノバブルと呼ばれる微細な気泡を作る技術で会社を興した凜子。会社は大きくなったが、婿養子の夫には愛想が尽きた。一人酒を楽しむ夜、急に体中をしびれが襲い……。

薬丸 岳「不惑」
竹吉優輔「イーストウッドに助けはこない」
高野史緒「悪魔的暗示(Наваждение)」
横関 大「クイズ&ドリーム」
遠藤武文「平和への祈り」
翔田 寛「墓石の呼ぶ声」
鏑木 蓮「水の泡?死を受けいれるまで?」


薬丸 岳[ヤクマル ガク]
著・文・その他

竹吉 優輔[タケヨシ ユウスケ]
著・文・その他

高野 史緒[タカノ フミオ]
著・文・その他

横関 大[ヨコゼキ ダイ]
著・文・その他

遠藤 武文[エンドウ タケフミ]
著・文・その他

翔田 寛[ショウダ カン]
著・文・その他

鏑木 蓮[カブラギ レン]
著・文・その他

内容説明

7人の江戸川乱歩賞作家への挑戦状。「2013年9月7日正午。主要人物が帝国ホテルにいる短編ミステリーを執筆せよ。テーマはデッド・オア・アライヴ、生死の危機」。挑むは薬丸岳、竹吉優輔、高野史緒、横関大、遠藤武文、翔田寛、鏑木蓮。命懸けの謎に溢れたこの世界は天国か地獄か。豪華競作アンソロジー!

著者等紹介

薬丸岳[ヤクマルガク]
1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第五十一回江戸川乱歩賞を受賞

竹吉優輔[タケヨシユウスケ]
1980年茨城県生まれ。図書館の司書として働く傍ら小説執筆を続け、2013年『襲名犯』で第五十九回江戸川乱歩賞を受賞

高野史緒[タカノフミオ]
1966年茨城県生まれ。1995年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。2012年『カラマーゾフの妹』で第五十八回江戸川乱歩賞を受賞

横関大[ヨコゼキダイ]
1975年静岡県生まれ。2010年『再会』で第五十六回江戸川乱歩賞を受賞

遠藤武文[エンドウタケフミ]
1966年長野県生まれ。2009年『プリズン・トリック』で第五十五回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

54
好きな本なので発売早々に片付けた。 /薬丸岳「不惑」;夏目刑事のまなざし。/竹吉優輔「イーストウッドに助けはこない」:叔父さんやるじゃん。/高野史緒「悪魔的暗示」:秘法の行方以前に話の行方が…。/横関大「クイズ&ドリーム」:そしてタイムパラドックス。/遠藤武文「平和への祈り」:まっしろしろすけ。/翔田寛「墓石の呼ぶ声」:見よ!鏨のチカラ。/鏑木蓮「終章~タイムオーバー~」そりゃ特許請求項追加だね。2014/09/18

ミーママ

53
図書館の本📚️ 薬丸作品が読みたくて借りてきた。初めての作家さんの作品もあった。 好みの作品ではないものもあったが全体的に良かった。 2023-52023/01/13

ピロ麻呂

35
江戸川乱歩賞受賞作家たちによる、タイトル通り「絶体絶命」を題材にしたアンソロジー☆全ての作品がおもしろくてレベルが高いです!全ての作品に江戸川乱歩賞受賞式典が行われる「帝国ホテル」がさり気なく登場するのも粋やなぁ(^^)2017/01/04

スミレ

32
薬丸岳さん目当てで購入しましたが、「刑事の約束」で既読でした。大好きな夏目刑事シリーズなので、再読でも面白く読めました。  竹吉優輔さんは初読みの作家さんですが、下品な上におそろしくつまらなく、読み続けるのが苦痛でした。短編1作読んだだけで判断するのは申し訳ないが、この作家さんの作品は2度と読まないだろうと思います(辛口ゴメンナサイ…)。高野史緒さんも初読みです。世界史に疎いので、難しかった。でも、ラストの展開は予想を裏切るもので、思わず「わお!」と声に出してしまいました。2016/10/21

リッツ

30
何気に読み出したあとで、そうか帝国ホテル絡みの生死を分ける話なんだな~と気づいた。登場人物やキーワードも軽く繋がってるのね。初読みの竹吉優輔さん、生々しさがあんまり好きじゃないかも?と思ったのに読むほどに面白くなってラストまで楽しかった。あと横関大さん、鏑木蓮さんが今の気分で好みでした。2021/09/06

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