出版社内容情報
公武合体のため将軍家に降嫁することとなった皇妹和宮。しかし江戸へ降ったのは身替りの少女だった。没後三十年、有吉文学の代表作。攘夷か開国かで二分された国論を調停するために、皇妹・和宮は徳川将軍家に降嫁せよと勅命を受ける。彼女の身代りとされた少女フキは何も知らされないまま江戸へ向かう輿に乗せられる――。大義によって人生を翻弄された女たちの矜持を描き、犠牲になった者への思いをこめた、有吉文学を代表する不朽の名作。
※目次において、解説の加納幸和さんのお名前が間違っておりました。お詫び申しあげます。
その一 万延元年六月三日
その二 万延元年六月二十日
その三 万延元年八月十三日・十四日
その四 万延元年九月二十七日
その五 万延元年十月十七日
その六 万延元年十二月九日
その七 文久元年四月二十一日
その八 文久元年四月二十三日
その九 文久元年六月十九日
その十 文久元年七月二十八日
その十一 文久元年八月四日
その十二 文久元年十月八日
その十三 文久元年十月十九日・二十日
その十四 文久元年十月二十三日より二十七日・十一月四日
その十五 文久元年十一月九日・十日
その十六
有吉 佐和子[アリヨシ サワコ]
著・文・その他
内容説明
攘夷か開国かで二分された国論を調停するために、皇妹・和宮は徳川将軍家に降嫁せよと勅命を受ける。彼女の身代りとされた少女フキは何も知らされないまま江戸へ向かう輿に乗せられる―。大義によって人生を翻弄された女たちの矜持を描き、犠牲になった者への思いをこめた、有吉文学を代表する不朽の名作。
著者等紹介
有吉佐和子[アリヨシサワコ]
1931年和歌山県生まれ。’56年「文學界」に掲載された「地唄」が芥川賞の候補になりデビュー。’67年『華岡青洲の妻』で女流文学賞、’70年『出雲の阿国』で芸術選奨文部大臣賞および日本文学大賞、’79年、『和宮様御留』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。’84年に逝去、享年53(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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