講談社文庫<br> 和宮様御留 (新装版)

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講談社文庫
和宮様御留 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062778114
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

公武合体のため将軍家に降嫁することとなった皇妹和宮。しかし江戸へ降ったのは身替りの少女だった。没後三十年、有吉文学の代表作。攘夷か開国かで二分された国論を調停するために、皇妹・和宮は徳川将軍家に降嫁せよと勅命を受ける。彼女の身代りとされた少女フキは何も知らされないまま江戸へ向かう輿に乗せられる――。大義によって人生を翻弄された女たちの矜持を描き、犠牲になった者への思いをこめた、有吉文学を代表する不朽の名作。


※目次において、解説の加納幸和さんのお名前が間違っておりました。お詫び申しあげます。

その一  万延元年六月三日
その二  万延元年六月二十日
その三  万延元年八月十三日・十四日
その四  万延元年九月二十七日
その五  万延元年十月十七日
その六  万延元年十二月九日
その七  文久元年四月二十一日
その八  文久元年四月二十三日
その九  文久元年六月十九日
その十  文久元年七月二十八日
その十一 文久元年八月四日
その十二 文久元年十月八日
その十三 文久元年十月十九日・二十日
その十四 文久元年十月二十三日より二十七日・十一月四日
その十五 文久元年十一月九日・十日
その十六 


有吉 佐和子[アリヨシ サワコ]
著・文・その他

内容説明

攘夷か開国かで二分された国論を調停するために、皇妹・和宮は徳川将軍家に降嫁せよと勅命を受ける。彼女の身代りとされた少女フキは何も知らされないまま江戸へ向かう輿に乗せられる―。大義によって人生を翻弄された女たちの矜持を描き、犠牲になった者への思いをこめた、有吉文学を代表する不朽の名作。

著者等紹介

有吉佐和子[アリヨシサワコ]
1931年和歌山県生まれ。’56年「文學界」に掲載された「地唄」が芥川賞の候補になりデビュー。’67年『華岡青洲の妻』で女流文学賞、’70年『出雲の阿国』で芸術選奨文部大臣賞および日本文学大賞、’79年、『和宮様御留』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。’84年に逝去、享年53(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はたっぴ

86
和宮降嫁を巡る替え玉説からこのような作品を描いたという著者の筆力に圧倒されつつ読了。文中の御所言葉につまずきながらも頁を捲る手が止まらず、歴史の大きなうねりの中で、声を上げることも出来ずに犠牲となったフキが不憫で仕方なかった。とりわけ、桂の御所でフキが和宮の身がわりとなるよう躾けられる場面は惨すぎて胸が裂ける。和宮に仕える女性達の軋轢も凄まじく、大奥での天璋院との対立場面では、宮尾さんの『天璋院 篤姫』を思い出し、時代に翻弄されながらも自身の役割を全うした女性達の強さに心を打たれた。『篤姫』も再読したい。2018/05/20

molysk

72
公家屋敷に仕える下女、フキ。和宮の生母、観行院からお召しを受け、桂の御所を訪れると、なされるがまま和宮の替え玉に仕立て上げられる。命ぜられるまま、徳川将軍家への降嫁に向う輿に乗せられるフキ。心許す人からは遠ざけられ、秘密を知る人からは軽んじられ、自らの抱えた秘密の重みに耐えかねたフキは――。公武合体という大義に翻弄される女性たち、という新たな視点を投げかけたとされる本作だが、貴人のために平然と切り捨てられる庶民、という印象も色濃い。温和な京ことばの裏に、冷徹なまつりごとの影が差す。そんな怖さを感じさせる。2021/09/18

58
これは凄い。ただの替え玉の御輿入れかと思いきや後半一気に目が離せなくなります。何を言ってるのか全然わからなくてすっ飛ばした会話を噛みしめてもう一度読みたい。2017/01/26

カピバラ

46
和宮様は、替え玉だった?面白かった~フキが気づいたら宮様に似せられて、入れ替えられていたシーンには驚愕。雅な美しさを持つ小説でした。フキは兎に角不憫。2015/11/17

ソーダポップ

44
本書は、幕末から明治にかけての時代に「公武合体」の名目で皇女和宮が、将軍徳川家へ降嫁したという、紛れもない史実に従いつつ、実際に嫁いだのは和宮本人ではなく、替え玉だったという作者の大胆な推理に基づいて、一人のうら若い少女の悲運を描いたものである。物語が事実であるかどうかではなく、読む者に如何にリアリティを感じさせ、ひいては感動へと誘うかが感じられた。物語創作における事実と虚構という重要な側面を明確に示す事になっていて、同時に作者の「創造の方法」の一端を垣間見ることの出来る、そんな感動の著書でした。2023/01/15

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