講談社文庫<br> 畦と銃

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講談社文庫
畦と銃

  • 真藤 順丈【著】
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  • 講談社(2014/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 396p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062777759
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

―地図から消えたところで、ミナギの魂は死にはしねえ。怪童・真藤順丈の、あまりに力強く、心強い消滅の物語。“最強の農夫”、“樹上で叫ぶ少女”、“絆で結ばれた牧童たち”が、破壊された農地、山林、牧場を再生すべく蜂起する! あまりにも力強く、心強い消滅の物語。

―百姓の百ある業のひとつめ、一は一揆だぜ。
第一次産業の村、ミナギ。この地には拳銃があり、自らの畦を超えて乱暴を働く“あぜやぶり”たちがいた。茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。悪どい手段で村を変えていく地主と”ネオ農”との争いを描く「拳銃と農夫」。
―本物のロックは、ずぇぇったいに山を守る!
林野庁の女性職員が樹上で叫び訴える「第二次間伐戦争」。
―生きてる証拠ならいくらでもあげる
全て壊すという選択は、全て造り直すという選択。
謎の襲撃者から牧場を守るティーンエイジャーの「ガウチョ防衛線」
第一部では農業、第二部では林業、そして第三部では畜産に命を捧げる“あぜやぶり”たちが、かけがえのないもののために蜂起する。
怪童・真藤順丈が圧倒的な才能とセンスで描き尽くした、ハードボイルド第一次産業小説!

第一部 拳銃と農夫
 一、農村の音
 二、猪男の襲撃
 三、百姓には百の仕事がある
 四、血の田んぼ
 五、世界の果てのカカシ
 六、天災と人災
 七、老農のため息
 八、おやすみ寄合
 九、黄金の夜の蜂起
 十、晩秋
 十一、あぜやぶり、ここに眠る
第二部 第二次間伐戦争
 一、光の降る山
 二、REAL FOREST-ROCK FESTIVAL
 三、開戦の狼煙
 四、感取り
 五、おばあちゃんと杣
 六、ウッドマンの間伐戦争
 七、ともに天をいただかず
 八、山のロックンロール
 九、祝祭のあと



真藤 順丈[シンドウ ジュンジョウ]
著・文・その他

内容説明

茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。あくどい手段で村を変えていく地主と“ネオ農”との壮絶な争いを描く「拳銃と農夫」。林野庁の女性職員が樹上で叫び訴える「第二次間伐戦争」。謎の襲撃者から牧場を守るティーンエイジャーの「ガウチョ防衛線」。疾走感抜群の文体で活写する、縮みゆく村の抵抗と再生の物語。

著者等紹介

真藤順丈[シンドウジュンジョウ]
1977年東京都生まれ。2008年『地図男』で、第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。同年『庵堂三兄弟の聖職』で第15回日本ホラー小説大賞、『東京ヴァンパイア・ファイナンス』で第15回電撃小説大賞銀賞、『RANK』で第3回ポプラ社小説大賞特別賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

62
痺れました。ミナギという村で繰り広げられる、農村、山林、牧場を舞台にした3つの闘い。一人称で語られるそれぞれのお話に登場する人々は、銃を持っていたり大木を引っこ抜いたり屋根の上でナニをしたりと、荒っぽいヤツらばかり。でも彼らを含めた登場人物達の何と素敵でカッコ良い事か!3編ともが面白い。そして最後の三人称でのまとめのような1編。ツボに来ました。鳥肌が立ちました。前3編の一人称が活きてきます。そして思ったのは、もっとこの村の話が聴きたい。最高でした。2016/10/29

森オサム

44
著者初読み。残念ながら超辛口になります。ご支持されてる方すみません。作中方言で話されるのですが、全く何を言っているのか分からない。それでまず乗れませんでした。3篇の主人公だけで無く、それに賛同する人、敵対する人誰一人と共感出来ず、何が面白いのか理解できないまま読了。読みかけた本は必ず読み終える、と言う自分のルールの為だけに頑張りましたが、辛い1か月でした。ただ、作者は非常に多彩な作品を書かれている様です。作者に対する私の評価は、他の作品も読んで見てからにしたいと思います。2017/02/19

翔亀

38
【物語8】発表順でいうと著者の第7作目。デビュー3年後2011年の作品。物語作家として真価を発揮してきている。見事だと思う。農林畜産業を題材にした現代物語は、三浦しおん(神去なあなあ日常)や河崎 秋子(土に贖う)などが傑作だと思うが、前者は作家の故郷、後者は作家自体が羊飼いで、それぞれお手の物だったろう。しかし、真藤順丈には無縁なはずだ(少なくともこれまでの作品からは想像できない)。なのに農林畜産業をこれほど書けるとは驚きだ。■中越のどこにでもありそうな農村を舞台に、農業・林業・畜産業のそれぞれの↓2021/09/21

hide

20
ロックンロールがミナギの村に響き渡る。言語化できない棚田の音が、山の音が、牧場の音が、音が、自然の音が世界の譜に記されていない未知の音楽のように奏でる。文字が音となったら次はなんだ?色だ。宇宙色でうたいあげた詩。それがミナギの物語。2021/04/09

トールパパ

16
恐らく、新潟県長岡市から長野県境辺りであろう、架空の農村ミナギを舞台にした、あっぱぐれな畦破りどもの騒ぎと、衰退する農村で尚もたぎる第一次産業従事者の熱い魂をロックンロールのリズムで綴った物語。こうやって書くと何のことやらさっぱり判らないかもしれないが、兎に角面白一書でした。第二次間伐戦争、ガウチョ防衛戦は面白く、あぜやぶりリターンズで、三つの物語の登場人物が一斉に登場し、物語の時系列や物語後の人物の行末が垣間見えるあたり、さすがでした。2014/06/19

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