講談社文庫<br> 参謀

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講談社文庫
参謀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062777650
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

出版社内容情報

上司が頼り、部下がついてきた。その人望でしぶといチームができあがった。名将の右腕が明かした落合博満監督との8年間。名将・落合博満監督の右腕、懐刀として2004年から2011年までの8シーズン、ドラゴンズのコーチを務めた「名参謀」森繁和が、落合監督の素顔から、若手の育て方、強い組織の作り方を、8年間のドラゴンズでのエピソードを例に、余すところなく書いた。なぜドラゴンズは強かったのか? 落合采配はどこが凄かったのか? ジャイアンツを苦しめた選手起用の妙、徹底した情報管理の秘策などを、参謀ならではの視点で振り返る。文庫化にあたり、2014年シーズンから復帰するにあたっての秘話、2013年夏にテレビで行った「落合×森」対談を特別掲載。

文庫版のためのまえがき
はじめに
序章 投手会の夜
第一章 なぜしぶといチームは完成したのか
     ●完全試合の山井を交代させた組織の強さ
     ●指導者の顔色をうかがような若手を作ってはならない
     ●監督のアイデアは受け売りせず自分なりに考えて選手に伝えた 
     ●対戦相手の気持ちになって戦略を練る
     ●飲みながら朝まで続けた昔話に成功のヒントがあった
第二章 教えるより考えさせるコーチ術
     ●長時間放っておけば、伸びる投手は自分で考えだす
     ●「こうやれ!」ではなく、「こういうやり方もあるよ」がよい
     ●浅尾が今あるのは、周囲が厳しい組織だったから
     ●吉見こそ「長所を伸ばせ!」の成功例だ
     ●ドミニカで感じた、分け隔てなく面倒を見ることの大切さ
第三章 落合博満監督の凄さ
     ●任せて、信じて、責任を取る
     ●調子が落ちそうなときこそ、より冷静になる
     ●チームの約束を決めたらぶれない、決して特例を作らない
     ●自分がいなくなる将来のことも若手のために常に考える
     ●チームには必ず波がある。苦しいときこそ大局的に考える
     ●監督の仕事はコーチを観察し、正しく評価すること
     ●現場の待遇をよくするために、あらゆる努力を惜しまない
第四章 参謀の心得
     ●考え方は教えられない。答えは自分で見つけさせるしかない
     ●一度現場をふませると、その選手がやる気になる言い方がわかる
     ●リーダーのアイデアを実現することこそ「参謀」の一番の仕事
     ●チームの要に対しては、敬意を持った上で毅然とした言葉を使う
     ●組織図をシンプルに描ける組織が、いざというとき強い
     ●監督の耳に入れないで済むことは多いほどよい
     ●自分が任されているなら、部下にもしっかり任せて責任を取る
終章 選手への愛情は決してなくさない
特別篇 落合博満×森繁和 対談 (2013年夏 J SPORTS 収録)
解説 吉見健明


森 繁和[モリ シゲカズ]
著・文・その他

内容説明

上司が頼り、部下がついてきた。そして8年でリーグ優勝4回、日本一1回の強豪チームができあがった。落合博満監督の右腕として、強竜黄金時代を築いた森繁和。そのコーチ哲学、選手育成論を余すところなく記した好著を落合GM―谷繁監督―森ヘッドの新体制が発足した今、60ページ分を増補して文庫化!

目次

序章 投手会の夜
第1章 なぜしぶといチームは完成したのか
第2章 教えるより考えさせるコーチ術
第3章 落合博満監督の凄さ
第4章 参謀の心得
終章 選手への愛情は決してなくさない
特別篇 落合博満×森繁和対談(2013年夏、J SPORTS『野球好きニュース』収録より)

著者等紹介

森繁和[モリシゲカズ]
名将・落合博満監督に請われ2004年より8年間、中日ドラゴンズの黄金期を支えた名投手コーチ。1954年千葉県生まれ。駒澤大学高校、駒澤大学、住友金属を経て’78年、西武ライオンズにドラフト1位指名。西武ライオンズの黄金期を主に抑え投手、投手コーチとして支える。その後、大島監督の日本ハム、森監督の横浜で投手コーチを務め、中日の投手コーチ、のちヘッドコーチに。’11年シーズン終了時、落合監督とともに退任。’12年は野球解説者となり、プロ入り以来初めてユニフォームを脱いだ。2シーズン解説者を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

133
まずタイトルに引き寄せられました。自分も普段、決して人前に全面的に立つワケではなく、むしろ学生時代から極力1歩下がっていたと思います。コーチという任務、仕事についての考え方や取り組む姿勢が書かれており、サラリーマンの自分にも通じるトコはたくさんありました。自分も上司(監督)と同僚(選手)の間にたち、仕事を進め、調整していく立場なので、少しでも今後の参考になればと思います。やはり大事なのは当たり前ながら、しっかりと自分の意思を持ちつつも、周りを敬い、まずは話を聞くことですよね。明日から早速実践したいです。2018/10/08

mr.lupin

41
数年前のドラゴンズの黄金時代を築き上げた落合監督を支えた森ヘッドコーチの著書。中々と興味深い内容で、落合監督とのそんなやり取りがあったんだ~と裏舞台を垣間見た感じがして面白かった。今シーズンもドラゴンズは不調のようだがめげずに頑張って欲しい。☆☆☆★★2019/09/14

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13
落合さんがドラゴンズGMに就任して、今季から選手兼任監督に就任した谷繁ドラゴンズのヘッドコーチにして落合政権時のドラゴンズを色々なコーチとして8年間で4回の優勝に導いた落合監督の参謀の森さんがいかにして強いチームを落合監督と二人三脚で作り上げていったかという話を中心に語られていますが、強いチームの組織作りを始めとして、当時の落合監督との色々なやりとりなどが取り上げられており非常に良かったと思います。野球以外にも応用できそうな話が数多くありとても感心しました。落合さんとの対談の内容も非常に良かったです。2014/04/03

おくりゆう

11
ヘッドコーチ復帰に合わせて文庫化。落合氏との確固たる信頼関係が伺え、「シーズン優勝と日本一」というシンプルな目標達成のための哲学、信念、そして方法論はなるほど、強さの秘密の一端に触れた気がします。13年途中の落合氏との対談に、14年に臨む前書きの増補60ページも嬉しい、中日ファンは勿論、強さの秘密を知りたい人には落合氏の「采配」とセットで読みたい良書でした。2014/03/16

k

11
「どんなに強いチームだって壊れるのは簡単だ。・・・・・・一番のドラゴンズ凋落の原因は選手にやる気がなくなったからである」「任せて、信じて、責任を取る」単行本は既読だったけど、文庫化にあたり増補した、巻頭のヘッドコーチとして現場復帰することになった経緯と意気込みについてだけでも読む価値ありかな。ドラゴンズファンではないけど、選手のやる気が今年はどう変わるか興味深々。2014/03/01

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