出版社内容情報
ネブラスカの小さな町で起きた殺人事件に、FBIに加え、なぜCIAも動くのか? やがてリーチャーは国際的巨大陰謀の存在を知る。ネブラスカで車を拾ったリーチャーは最悪の事態に巻き込まれてしまう。殺人事件の最重要容疑者としてFBIに追われる身となったうえ、その裏にはCIAの影もちらついているのだ。追跡者であるはずのFBI女性捜査官と信頼関係を築きながら逃走を続けるリーチャーは、やがて国際的巨大犯罪の存在を知る。
最重要容疑者(下)
訳者あとがき
リー・チャイルド[リー チャイルド]
著・文・その他
小林 宏明[コバヤシ ヒロアキ]
翻訳
内容説明
ネブラスカで車を拾ったリーチャーは最悪の事態に巻き込まれてしまう。殺人事件の最重要容疑者としてFBIに追われる身となったうえ、その裏にはCIAの影もちらついているのだ。追跡者であるはずのFBI女性捜査官と信頼関係を築きながら逃走を続けるリーチャーは、やがて国際的巨大犯罪の存在を知る。
著者等紹介
チャイルド,リー[チャイルド,リー] [Child,Lee]
1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、’97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる
小林宏明[コバヤシヒロアキ]
1946年東京都生まれ。明治大学英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
33
やっぱ西部劇でした(笑)。関係ないのにずんずん踏み込んでいく主人公。最初は女を助けるため、つぎは(勝手に仲間認定した)仲間を助けるため。アメリカ人が戦争するメンタリティと同じだな。最初は家族を守るため、つぎは一緒に戦う仲間を守るため、最後は死んだ仲間のため。この理屈でどんな戦いも正当化されるのが彼らだ!リーチャーが何人ぶっ殺そうがそれは無問題。結果で手段は正当化される。こんな男手錠掛けて鍵の掛かる部屋に押し込んでおけよ、と思う私。そんなわけでごめんなさい。私、ジャック・リーチャーには移入できなかったわ。2018/05/27
み
18
このシリーズにしたら複雑な構成かも。最後は、リーチャー大暴れと、いつもの通りでした。懲りずにヒッチハイクで向かうんですね〜、お気をつけて♪2021/03/06
しゃお
15
ヒッチハイクで乗せてもらった車に何かしらの事件の渦中で、一緒に乗っていた女性は人質であったという状況の中で、事態を打破しようとするものの自分だけ助かったリーチャーは当然の如く女性を助けようとします。これまで邦訳されてきたもののイメージからリーチャー大暴れと思っていたら、大暴れするのは終盤になってから。それまではこれまで歩んできた人生で培った洞察力などを超人的でありつつも年を重ねて人間的なリーチャーを見せ、物語を展開しつつ読者を惹きつける上質のスリラーとして読ませてくれました。過去の作品も是非邦訳を!2014/10/13
わたなべよしお
12
ふむふむ、そういう展開ですか。なかなか凝っていますねぇ、さすがに。最後にはリーチャーの圧巻の活躍もあって、しっかり楽しませてもらいました。2014/09/20
bapaksejahtera
10
味方からの情報を活用しつつ推理をめぐらし、最後にリーチャーは敵の本拠に乗り込む。恐らくは読者のシンパシーを得ていたろう有力な登場人物が、その過程で死んでしまう。怪傑リーチャーらしい活躍とは言えず、幸運を当てにしてランボーのように(?)突っ込んでいく最後のシーンが長い。上巻はゆったりとしてはいても読書に良いテンポを与えてくれたが、下巻は全体に冗長で、珍しく読むのがダレる。都合の良い展開が多く、よくもこれまでの17作生き延びてきたなあ、と言わずもがなの感想さえ浮かんでしまう作品であった。2022/01/26