講談社文庫<br> 雪猫

個数:
電子版価格
¥616
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
雪猫

  • 大山 淳子【著】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 講談社(2013/12発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 10pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 06時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062777261
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

この世界をくれた女神を命がつきるまで愛そう。真っ白な猫タマオは、命を拾ってくれた少女に恋をした。大人のためのファンタジー。自分にこの美しい世界を与えてくれた少女に恋をした猫、タマオ。
小さな命で守り抜いた、小さな小さな恋物語。

ぼくはタマオ。真っ白な猫だ。生まれたばかりのぼくの命を救ってくれた理々子(りりこ)に恋をしている。ある日あやしい車に追いかけられた彼女を助けようとしたぼくは青年の姿になっていた。夜限定の変身、寿命も縮む。でも愛しい理々子のために……。
大人気「猫弁」シリーズの著者による、せつなすぎる涙の恋物語。

第一章 世界をもらう
第二章 飛ぶ猫
第三章 京都へ行く
第四章 ひきこもり屋
第五章 イヴのすべて
第六章 雪のなか


大山 淳子[オオヤマ ジュンコ]
著・文・その他

内容説明

ぼくはタマオ。真っ白な猫だ。生まれたばかりのぼくの命を救ってくれた理々子に恋をしている。ある日あやしい車に追いかけられた彼女を助けようとしたぼくは青年の姿になっていた。夜限定の変身、寿命も縮む。でも愛しい理々子のために…。大人気「猫弁」シリーズの著者による、せつなすぎる涙の恋物語。

著者等紹介

大山淳子[オオヤマジュンコ]
東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁 死体の身代金』でTBS・講談社第3回ドラマ原作大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

243
夏目漱石『我輩は猫である』を端にする、由緒正しき猫一人称視点小説。但しファンタジー要素含む。個人的にはねこ視線語り以外のファンタジー要素は無ければそれに越した事はないと思いましたけど。仔猫の時分に助けてくれた理々子さんを女神と敬うタマオの物語でね。人がねこを敬愛する描写はままありますが、逆は珍しい感じですね。でもその佇まいはきちんとねこねこしていて好い感じです。ねこ仲間の黒ねこちゃんイヴも、別の形で飼い主を慕っていて、相乗効果を発揮していて好いですね。楠さんも泰然としていてナイス。2023/03/18

しいたけ

104
その昔、つうは救ってくれた与ひょうのため、命を削って機を織った。タマオは、真っ黒なゴミ袋から救ってくれた少女を、命を削って守ろうとした。健気で小さな恋が、真っ白な雪に溶けていく。想いが通じたかとか、報われたかとか、幸せだったかとか、そんなことはどうでもいい。ただ、恋だった。つうもタマオも、命を懸けてお返しすること。それが真っ白な恋だった。「この世界をくれた女神を、命が尽きるまで愛そう」「生きてる間は一緒にいられて幸せだっただろ?振り返ってみろ。あんたは幸せものなんだ」2017/02/21

ひろ

98
大山さんの著書は『イーヨくんの結婚生活』が初読みだった。優しい物語に胸が熱くなって涙がポロポロこぼれた。そして次に手に取ったのが『猫弁』。頭脳明晰でピュアな主人公・百瀬太郎に惚れた。まさに私の理想の男性だった。そして本書は、2012年に出版された大山さん三作目の著書だ。「ぼくはタマオ。真っ白な猫だ。生まれたばかりのぼくの命を救ってくれた理々子に恋をしている」珈琲を飲みながら、一気に読んだ。クライマックスは息を止めて読み、ラストシーンで涙がポロポロこぼれた。猫弁の作者だからこそ書けるファンタジーだと思う。2018/01/24

冴子

89
全編猫目線で語られるファンタジー。猫好きの大山さんらしい優しい猫と、彼を可愛がる少女の愛の物語。白猫のタマオは飼い主の理々子の危機になると人間に変わる。それはタマオの愛が生み出した夢の世界なのかなぁ。同じように飼い主を愛する黒猫のイヴとの交流も心に沁みる。うちの猫たちも何を考えてるのかなぁ。2016/09/02

はる

88
切なくも温かい。人間の少女に恋をした猫のタマオの物語。こういう設定だとやたら甘すぎて薄っぺらい展開になりがち。でもこの作品は違った。様々な要素が盛り込まれていて物語に厚みがある。特に猫特有の習性や、人間に対するシニカルな視線、軽妙なやりとりが面白くてどんどん引き込まれます。全体を通して描かれるのはやはり人間と猫とは違う、という悲しみ。だからラストは…ああ、何て切ない…。おぬいばあさんが個人的に凄く好き。2019/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7732951
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。