講談社文庫<br> 人類資金〈5〉

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講談社文庫
人類資金〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 199p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062777124
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

“M”の計画の真の目的。それは世界を支配するマネー資本主義に真っ向挑むものだった。真舟はついにM資金の底深い真実を知るが――資本という魔物に食い尽くされつつある世界を救うには。呪われた遺産『M資金』の継承者たる自分がなすべきことは。求道者のごとく問い続けながら世界を彷徨していた笹倉暢人は、流れ着いたアジア辺境の小国でついにその答えと出会った。自分がしたことの真の意味を知った真舟の前に立ちはだかるものは。

第三幕(承前)
 2

幕 間
 1


福井 晴敏[フクイ ハルトシ]
著・文・その他

内容説明

資本という魔物に食い尽くされつつある世界を救うには。呪われた遺産『M資金』の継承者たる自分がなすべきことは。求道者のごとく問い続けながら世界を彷徨していた笹倉暢人は、流れ着いたアジア辺境の小国でついにその答えと出会った。自分がしたことの真の意味を知った真舟の前に立ちはだかるものは?映画では語られなかった真実の幕が開く。文庫書下ろし映画原作小説。

著者等紹介

福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年東京都墨田区生まれ。私立千葉商科大学中退。’97年、警備会社に勤務するかたわら応募した小説『川の深さは』が第43回江戸川乱歩賞選考会で大きな話題さなる(後に加筆訂正を経て出版)。’98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。’99年に刊行された受賞第一作『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門をトリプル受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

175
悪い意味で評判どおりだった。有名な米軍の将官の名前も登場し、戦後史にやっと小説ならではの闇歴史も登場するが。説明的な文書を延々と読まされると、読み続けたい意思がくじけてしまう。資本主義に関する著者の主観が羅列されるが、すでにI~IVで書いたことの繰り返しも多い。地の文の説明ばかり読ませて、人物が全く動かない。2019/08/02

gonta19

120
2013/12/14 Amazonより届く。 2022/7/22〜7/25 ルールの変更を望まない勢力に捕まった暢人。旧勢力が牙を剥く。いよいよあと2巻。2022/07/25

s-kozy

66
ついにM資金のMの真相が明らかに。冒頭で示されていたように太平洋戦争に端を発する物語は一族三世代に渡る相克の物語だったのね。M資金にまつわる謎解き、ミステリー的話題はほぼ中身が明らかになった模様。あとは現在を生きる真舟ら人間たちの物語になるのかな?2016/02/03

HANA

56
シリーズ五作目。前巻で謎に包まれた「M」の正体が明らかになったに引き続き、本書ではいよいよその目的とM資金の由来が明らかになる。のだけどその為か一巻丸々使っての説明回となっている。目的については会話の中で明かされるという体になっているので、著者の登場人物に見られるどんな立場になっても見られる青臭さ、自分はこの青臭さ好きなのだが、それが見られる為読み進めるに苦では無かった。ただM資金の由来となるとそれが消え完全な説明となっているので、読んでいて興が乗らない。偽史としての戦後史には惹かれるものがあるものの…。2022/08/25

sas

46
奪取した10兆円の使い道は後進国にPDA(パソコン)をばらまくことだった。それで世界が変わるというが全くピンとこない。M資金についても詳しいことが分かってきた。しかし、「資本の暴走」「”ルール”の限界」「資本共生主義」など延々と繰り返される議論。読むのがつらい。5巻まで読んでしまったのでしょうがない。次巻へ。2014/06/24

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