出版社内容情報
死体を入れた大きな冷凍庫が唸る部屋で悪夢にうなされる啓太。家に泊めてくれる杉浦は初めは都合のいいセックス相手でしかなかった。真夏の夜、寝床を捜して深夜の街を彷徨っていた啓太は、杉浦充という男と出会いセックスを条件に部屋に泊めてもらう。男と寝たい訳ではなかったが、啓太は自分のアパートに帰りたくなかった。大きな冷凍庫が唸る部屋で、独り夢を見たくなかったからだ。悪夢を抱えていた啓太にとって、泊めてくれる杉浦は都合のいい相手だった。しかし、杉浦の一途な想いに心が揺れるようになり…。
木原 音瀬[コノハラ ナリセ]
著・文・その他
内容説明
その夜も啓太は街を徘徊していた。死体が入った冷凍庫のあるアパートに戻り悪夢を見たくないのだ。ゲイバーで出会った男、充は部屋を拝借するにはちょうどいい相手だった。愚鈍だが心優しい充に啓太は徐々に惹かれていく。そして啓太は過去を断ち切るため、充を伴い死体を隠した冷凍庫を海に捨てに行くが…。『箱の中』『美しいこと』を超える衝撃で迫る、恋愛小説の極北。
著者等紹介
木原音瀬[コノハラナリセ]
ボーイズラブ小説家。ノベルス版『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてBL界の芥川賞と評され、話題となった。ノベルス版『美しいこと』(上・下)は舞台化され好評を博し再演。講談社文庫版『美しいこと』は「読書メーター週間おすすめランキング」で1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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