講談社文庫<br> 正太郎の粋―瞳の洒脱

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講談社文庫
正太郎の粋―瞳の洒脱

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  • サイズ 文庫判/ページ数 230p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062776981
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

下町の粋を持った池波正太郎と、山の手育ちの山口瞳。二大人気作家を間近に見て育った、瞳の息子による洒脱エッセイ。文庫書下ろし。

下町の粋を持った池波正太郎と、山の手育ちの山口瞳。二大人気作家を間近に見て育った、瞳の息子による洒脱エッセイ。文庫書下ろし。

内容説明

下町育ちの池波正太郎と都会派の山口瞳。ほぼ同年代のふたりは東京人として好対照だった。吉原に通いつめた正太郎、妻にも敬語を使った瞳。食・着こなし・仕事・時間術…二大人気作家を間近に見て育った、瞳の長男だからこそ書けた秘話満載のエッセイ。瞳が正太郎に送った弔辞も全文掲載。

目次

瞳から正太郎へ
一九九〇年五月六日
旅する人
旅は自分を映す鏡
ふたりが育った東京
女について、母について
ふたりにとっての家庭とは
山口瞳の建てた「変奇館」
池波さんが愛した下町の風情
ふたりの身体論と健康法〔ほか〕

著者等紹介

山口正介[ヤマグチショウスケ]
1950年東京都生まれ。山口瞳の長男。桐朋学園短期大学部演劇科卒業。エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シブ吉

53
池波正太郎さんと山口瞳さん。お二人を知る山口瞳さんの子息が書いた本書は、作品をちょいと引用しながらも、二人の人間性をあぶり出す。山口瞳さんのイメージは「頑固おやぢ」だったものの、本書を読んで一変。息子さんに対し、名前に「さん付け」して呼んでいた事を知り、子どもであろうが「一個人」として対等に接する姿に感心。池波正太郎さんの話も素敵で、とても至福の一冊でした。粋な大人のオトコのお二人の生き方に、本書を読みながら少しでも近づきたいと痛感しております。2013/12/31

スプリント

2
山口瞳氏のご子息が交流のあった池波正太郎と実父を比較し論じています。懸念していたほど身びいきでも身内に卑下しすぎることもなく二人の偉大な作家のエピソードを楽しむことができました。2014/03/28

ぼいど

0
片方が肉親だとゆーのにとってもいいバランスで書かれてますね。そこは感心しました。山口瞳先生は将棋関連でしか知らなかったのですが、何度も出てきた「江分利満氏~」は読んでみたくなりました。 池波先生の本はエッセイも沢山読んでます(読了率は多分エッセイの方が高いw)が、本作にもありますが色々と一家言ありつつも他人の価値観を認めないわけじゃないってゆーこの方のスタンスが好きです。2014/07/11

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