講談社文庫<br> 獣の奏者 外伝 刹那

個数:
電子版価格
¥836
  • 電書あり

講談社文庫
獣の奏者 外伝 刹那

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 11時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062776608
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

シリーズ200万部突破人気シリーズの、あの空白の11年間。本篇では明かされなかった同棲時代、若き日の恋。生と性を描いた傑作。エリンとイアルの同棲時代、師エサルの若き日の苦い恋、息子ジェシのあどけない一瞬……。 本編では明かされなかった空白の11年間にはこんな時が流れていた!
文庫版には、エリンの母、ソヨンの素顔が垣間見える書き下ろし短編「綿毛」を収録。
大きな物語を支えてきた登場人物たちの、それぞれの生と性。

王国の行く末を左右しかねない、政治的な運命を背負っていたエリンは、苛酷な日々を、ひとりの女性として、また、ひとりの母親として、いかに生きていたのか。高潔な獣ノ医術師エサルの女としての顔。エリンの母、ソヨンの素顔、そしてまだあどけないジェシの輝かしい一瞬。時の過ぎ行く速さ、人生の儚さを知る大人たちの恋情、そして、一日一日を惜しむように暮らしていた彼女らの日々の体温が伝わってくる物語集。

【本書の構成】
1 文庫版描き下ろし エリンの母、ソヨンが赤子のエリンを抱える「綿毛」
2 エリンとイアルの同棲・結婚時代を書いた「刹那」
3 エサルが若かりし頃の苦い恋を思い返す「秘め事」
4 エリンの息子ジェシの成長を垣間見る「はじめての…」


「ずっと心の中にあった
エリンとイアル、エサルの人生――
彼女らが人として生きてきた日々を
書き残したいという思いに突き動かされて書いた物語集です。
「刹那」はイアルの語り、「秘め事」はエサルの語りという、
私にとっては珍しい書き方を試みました。
楽しんでいただければ幸いです。

上橋菜穂子」

綿毛
刹那
秘め事
初めての……

人生の半ばを過ぎた人へ
綿毛が飛んだ日──文庫版 あとがき


上橋 菜穂子[ウエハシ ナホコ]
著・文・その他

内容説明

王国の行く末を左右しかねぬ政治的運命を背負ったエリンは、女性として、母親として、いかに生きたのか。エリンの恩師エサルの、若き頃の「女」の顔。まだあどけないジェシの輝く一瞬。一日一日、その時を大切に生きる彼女らのいとおしい日々を描く物語集。エリンの母ソヨンの素顔を描いた単行本未収録短編「綿毛」収録。

著者等紹介

上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
1962年東京都生まれ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞をダブル受賞した『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズ、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)ほか著書、受賞多数。2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いーたん

206
大切に読みました。 本編も大人向けの印象があったけど、これはなるほど。子供には難しいかもしれない。作者のあとがきにもあったが、人生の半ばを過ぎた大人が読むべきなんだろうなと。 まだ30過ぎの自分はもっと歳を重ねてから再読したいと思いました。2013/12/22

fukumasagami

161
「…生き物は誕生を選べないわ。どんな生き物も、生まれ落ちた場所で生きていくしかない」頬を離し、エリンはささやいた。「ーあなたは、自分の生に、後悔しかないの…?」窓から射しこんでいる、ぼんやりとした外明かりが、その目をきらめかせていた。その顔が、つっとゆがんだ。「…あなたは、人生をあきらめてしまうの?」頬を涙が伝って落ちた。2015/01/30

やっちん

158
恋愛要素多めの外伝と聞いてたので躊躇してたのですが、やっと手に取り読んでみました。読んだ感想は「もっと早く読んどきゃよかった」につきます。私、恋愛物は苦手(チャラチャラした感じのやつ)なのですが、この外伝は、生々しく愛情や生きる事、かけがえのないものを伝えてくれます。読んでて胸にグッときました。素晴らしい。イアル視点の「刹那」も新鮮でしたし、個人的に本編で助演女優賞であるエサル主人公の「秘め事」も大変楽しめました。後書きにも上橋さんが書いていたが"外伝"であるべき物語、まさに「生命讃歌」の本と感じた。2016/06/03

ま~くん

135
「はぁ、終わった」。ラスト1行はほっこりした。物語の世界観をプラスアルファで堪能させてくれたことに感謝。エリンが赤ちゃん当時の母の苦悩、神速のイアルと呼ばれるほど敵から恐れられてきた兵士とエリンの恋、エリンの理解者エサルの秘められた恋愛模様、ジェシの幼少期。本編4巻では触れられなかったエピソードが描かれる。エサルに関する章が一番長かった。この女性の一途さ、頑固さ、そして可愛らしさはエリンとよく似ている。イアルが激流から愛するエリンを助けるシーンは胸熱。イアルは恐らく作者のタイプなんだろうな。物語に拍手。2022/11/19

ミュポトワ@猫mode

133
獣の奏者 外伝読了しました。獣の奏者読み始めて最後まで読みきってしまった。もっと時間をかければよかったのかなぁと思いつつ、俺の心の成長のスピードを一致させるのは至難の技なので今が初読としては良かったのだと納得をさせています。いずれもう一回読もう。外伝を読んでいて、1巻に戻って確認したときに、この頃のエリンは可愛かったなって思ってしまった。俺は子供はいないけど、いたらまた変わるんだろうなぁと甥っ子のことを思い出したりしてた。うん、やっぱり何度か読み返すと心への浸透っぷりが変わるんだろうなって思います。2020/10/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7370347
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。