講談社文庫<br> 書物法廷(ル・トリビュナル)

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講談社文庫
書物法廷(ル・トリビュナル)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062775380
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ稀覯本を、手段を問わずに入手する書物狩人に、その遂行を妨げる不倶戴天の敵が現れる!世界の米海軍基地を標的にした同時多発テロを未然に防ぎ、冷戦時代に行方不明となった水爆のありかを示す。一冊の書物が持つ恐るべき力を知り尽くし、いかなる困難な依頼をも達成してきた書物狩人ユーイチ・ナカライ。だが、無敵を誇るル・シャスールの前に、ついに強大な宿敵が現れる。シリーズ第3弾! (講談社文庫)

第1話 クイナのいない浜辺
第2話 銀の川の蜃気楼
第3話 奥津城に眠れ
第4話 笑うチャーチル
あとがき


赤城 毅[アカギ ツヨシ]
著・文・その他

内容説明

世界の米海軍基地を標的にした同時多発テロを未然に防ぎ、冷戦時代に行方不明となった水爆のありかを示す。一冊の書物が持つ恐るべき力を知り尽くし、いかなる困難な依頼をも達成してきた書物狩人ユーイチ・ナカライ。だが、無敵を誇るル・シャスールの前に、ついに強大な宿敵が現れる。シリーズ第三弾。

著者等紹介

赤城毅[アカギツヨシ]
1961年東京都生まれ。’98年、『魔大陸の鷹』(三部作)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

38
世に出れば,一国の興廃をも左右しかねない危険な本を,手段を選ばず獲得することを生業とするプロフェッショナル〈書物狩人〉。その最高峰に位置するル・シャスールの活躍を描く短篇4話。今回は稀覯本入手の過程よりも,その後のトラブルシューティングに焦点を当てた印象が強かったかな。喪われたものを悼む悲しみが微かな希望に姿を変える『クイナのいない浜辺』の雰囲気はとっても好み。そして『奥津城に眠れ』で見せるル・シャスールの矜持に思わずニヤリ。仇敵らしき書物偽造師の王,ミスタークラウンも登場し,今後の展開が楽しみです。2013/05/16

ネムコ

22
失敗しない書物狩人、ル・シャスール。なんでもお見通しって感じで、読んでいても安心感があります。ネオ・ナチなんて、現代にもいるのでしょうかね…。2015/05/21

detu

16
12/16〜 22了。シリーズ第三弾。9割の史実に1割の創作4話。核による環境破壊、ネオナチ、水爆紛失、チャーチル。世界は闇でできているのか。2023/12/22

ダージリン

16
すべてお見通しな感じで、ル・シャスールはいつも余裕の微笑みで(笑)、4件の事件に当たっています。ミステリアスな彼にライバルらしき人物ミスタークラウンがあらわれた。次の第4弾の長編で対決するらしい・・・早く文庫化してほしいな(笑)。2013/05/29

きらら@SR道東民

14
解説の「作家・赤城毅と、歴史家・赤城毅が融合した事によりル・シャスールという特異な魅力に満ちたキャラクターが生まれた」になるほど、と思いました。一筋だけ虚構の糸を交ぜて、殆どを事実によって組み立てられている事に驚かされます。最終話で現れた強敵と本格的に交えるのは次巻、しかもシリーズ初の長編との事、読むのが楽しみです。2014/07/07

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