出版社内容情報
「愛する子供への虐待」「26年ぶりの父との対峙」……小説のなかに閉じ込めてきた家族の闇を初めて綴った感動ノンフィクション。
「愛する子供への虐待」「26年ぶりの父との対峙」……小説のなかに閉じ込めてきた家族の闇を初めて綴った感動ノンフィクション。
内容説明
愛する息子を私はなぜ叩き続けるのか。親から受けた虐待のトラウマと向き合い、虐待の“再演”を終わらせるために、柳美里は臨床心理士のカウンセリングを受けることを決意する。そこで明らかにされていく、彼女自身が消し去ろうとしてきた心の闇とは?家族の秘密とは?著者初となる衝撃のノンフィクション。
目次
なぜわたしは愛するわが子を叩くのか
「虐待」―カウンセリング第一回2009年8月1日
夢に出てきた男の正体
ある「虐待母」を訪ねて名古屋にて
「二つの夢と息子」―カウンセリング第二回2009年10月31日
わたしと息子の現在
「母性」―カウンセリング第三回2009年11月1日
畠山鈴香と「碧いうさぎ」
父が死ぬ前に、話しておくこと
「26年ぶりの対話の前に」―カウンセリング第四回2010年1月24日14時
棘を失くした時計
「父・柳原孝に逢う」―カウンセリング第五回2010年1月24日16時
記憶にかかるフィルター
「最後の夢で見たもの」―カウンセリング最回2010年1月25日
家族という檻のなかで
著者等紹介
柳美里[ユウミリ]
1968年生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザーズ」に入団。’93年、『魚の祭』で、岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。’97年、「家族シネマ」で、芥川賞を受賞。’99年、『ゴールドラッシュ』で、木山捷平文学賞を受賞。’01年、『命』で、第7回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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