講談社文庫<br> 美しいこと

個数:
電子版価格
¥770
  • 電子版あり

講談社文庫
美しいこと

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月28日 19時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774826
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

女装癖のある男が、冴えない年上の相手に次第に惹かれていく。心理描写の達人が描く傑作ラブストーリー。週に一度女装して街に出て、男達の視線を浴びるのを趣味にしているサラリーマン・松岡。しかし女装時にナンパされてさんざんな目に遭う。その場を救ってくれたのが、同じ会社の冴えない先輩・寛末だった。不器用でトロいと悪評の寛末と女と誤解されたまま逢瀬を重ねてしまう松岡。ついには恋の告白を受ける。もう会わない方がいいと決心する松岡だったが……。
(本作は蒼竜社ノベルス『美しいこと・上』と『美しいこと・下』より本編「美しいこと」で構成いたしました)

木原 音瀬[コノハラ ナリセ]
著・文・その他

内容説明

別れた女の服を着て、夜の町を歩き男の視線を浴びる快感にはまった松岡。ある夜、行きずりの男に乱暴された松岡を救ったのは、会社の冴えない先輩・寛末だった。寛末の純粋な愛に惹かれた松岡は「女装」のまま逢瀬を重ね、告白を受ける。叶わぬ愛の苦しさと美しさを描き、舞台化もされた、木原音瀬の最高傑作。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

206
別れた彼女の残した服を着て女装を始めるっていうのがせつなくも滑稽に映るが、この物語はもっと深く、読み進めて行くと主人公の松岡にすごく同情してしまう。女装とは気づかずに松岡を異性として恋した寛末の心情の変化もリアルだし、この人なら理解してくれると信じて真相を打ち明けた松岡の純粋な気持ちも、すごくよくわかる。ただ何より難題なのは二人ともゲイなわけではないということだ。困惑して拒絶し、相手の豹変した態度に傷つきながら、心通い合わせてたあの時間は何だったのかと悩み抜く。恋の本質を描く読み応えある心理描写だった。2014/08/06

あも

99
語りたくなる作家。そして言葉を尽くした挙げ句、読まなきゃ分かんないよ!と押しつける。そんな"特別"な作家だ。女装趣味のイケメンと会社の非モテ男。異性愛者同士が戸惑い傷つけ合っても離れられず惹かれ合う。数多のBLと一線を画す理由はここにある。欲すれば手に入ると無垢に信じたのはいつまでか。自分だけを見て、振り回されて夢中になって、必死に無様に愛してよ。たった一人のあなたへの…ささやかで慎ましく、そして贅沢で傲慢な願い。綺麗な物を願う程に醜くなると知る。それでも届くと信じて手を伸ばす。その姿こそが、美しいこと。2018/10/13

ヒロ@いつも心に太陽を!

94
もうさ…「なんで寛末みたいな男に惚れちゃったかなぁ!」っていう。女として愛されていた時と男とわかってからの態度、読んでいて松岡の心中を思うとヒリヒリ痛いわ寛末にいらつくわで!どうなるのか二人が気になって最後まで一気読みしちゃったよ。惚れたら負けだよなぁ本当に。一般に出回るBL作品はノーマル男子もあっというまに男を愛することを受け入れちゃうけど、実際ならばこれくらい葛藤があるのがリアルだろうな。この続きもあるというがここで読むのをやめた方がいい気もするし〜迷う!2013/11/17

ナマアタタカイカタタタキキ

93
女装が趣味のイケてる営業マンが、同じ会社の冴えない男の不器用な優しさに触れ、うっかり恋に落ちてしまう話。自身の心情の変化に戸惑いつつ、女性の姿で逢瀬を重ねる部分は読んでいてドキドキした。が、例の交わったシーンのアンリアル具合にびっくりして一気に冷めてしまってからは…その後のせめぎ合いはよく描かれていたので少し持ち直したものの、どこか白けた気持ちのまま読み終えてしまった。それがBLだ、創作だと言われればそれまでだが。もう少し葉子でギリギリまで粘ってくれた方が楽しめたけど、それは話の趣旨が変わってしまうか…→2020/09/27

rueshё

78
ヘテロセクシュアル(異性愛)という言葉を初めて知った。 腐女子に勧められて読んでみた未開のジャンルの一冊。おっさんずラブ同様、理解も共感もできない。途中まで読んで勧められた腐女子に、そのことを伝えたところ、「恋愛小説だと思って読んでください」と言われて、そう思って読んでみたら、腐女子たちが萌え萌えするのはわかったような気がする。でも共感はできない。ほかのを読んでみよう、とも思わない。2019/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6426171
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品