講談社文庫<br> 真昼なのに昏い部屋

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講談社文庫
真昼なのに昏い部屋

  • 江國 香織【著】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 講談社(2013/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774727
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



江國 香織[エクニ カオリ]
著・文・その他

内容説明

軍艦のような広い家に夫・浩さんと暮らす美弥子さんは、「きちんとしていると思えることが好き」な主婦。アメリカ人のジョーンズさんは、純粋な彼女に惹かれ、近所の散歩に誘う。気づくと美弥子さんはジョーンズさんのことばかり考えていた―。恋愛のあらゆる局面を描いた中央公論文芸賞受賞作。

著者等紹介

江國香織[エクニカオリ]
東京都生まれ。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(集英社文庫)で第15回山本周五郎賞、’04年『号泣する準備はできていた』(新潮文庫)で第130回直木賞、’10年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞、’12年『犬とハモニカ』(新潮社)で第38回川端康成文学賞など受賞作多数。絵本や翻訳書も多く執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

396
中年のアメリカ人教師、ジョーンズさんと若き人妻の美弥子さんとの不倫の恋を描いた恋愛小説。夫の浩さんとは仲の良い夫婦生活を送っていたはずだった。しかし、それもまた夫婦という幻想の上に成り立っていたに過ぎなかったのである。浩さんが美弥子さんの話を半分しか聞かない時点で、もはや日常が恋愛を侵食していた。彼らの間での性行為は、ジョーンズさんとの間に交わされる非日常のそれとは決定的に違っている。そう、恋愛は常に日常を超えた「外」にしか成立しないのだから。ただ、小説の結末が、この新たな恋愛もまた崩壊の予兆を孕んで⇒2018/04/29

おしゃべりメガネ

207
さすがは江國さん、テーマが‘不倫’なのにもかかわらず、こんなにもキレイな作品を書いてしまうとは、ただただ感服するしかありません。自分が「きちんとしている」ことが大切に思えている主婦「美弥子」さんと近所に住む大学の講師「ジョーンズ」さんとの静かながらも、しっかりと熱を感じる‘恋愛’作品です。とにかく絵画のような文章にひたすらココロを奪われ、ドロドロした人間憎悪の描写でさえ、クリアな文章で書き綴ってしまう江國さん、やはりスゴすぎます。主人公が意を決して『きちんとした不倫妻に』なろうとする姿が印象的でした。2016/03/22

相田うえお

169
★★☆☆☆ (初読後、すぐさま再読してレビュー更新) お気に入りさんが面白かったという好感印象を持たれたとなれば流石に読み直さねば勿体無い!で、仰っていた事を頭に置き再読!初めは馴染めなかった三人称多元技法という文体も気にならず。ただ、個人的にはなぜか夫側の立ち位置で見てしまいがちで、堪らなくなるのは同じ。作品としての良さは皆さんのレビューが示す通りとして、当方にはこの話の内容自体が心の許容範囲を超えてしまって嫌嫌モード。。感じるべきではないことを感じてしまった外の世界というのには重みを感じました。2016/09/25

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

119
そこにいる人のぬくもりを感じながら遠くにいる人のことを考えてしまうのはなぜなのだろう。手に入ってないものの方が価値があるように見える?今ここにある幸せを噛みしめたいのに物足りないように感じるのはふしぎ。 「もはや小鳥のように思えないいとしいひと」は破綻の足音なのかしら。そうでないといい、と永遠に変わらないものなどないと知っていながら祈るような気持ちで。2021/09/03

じいじ

107
長らくご無沙汰の江國香織を読んでみたくなった。円満夫婦の人妻・美弥子が、年の離れたアメリカ人大学教授に不倫する話である。まさか、妻は浮気などするはずがない…と安心していたのに…。この美弥子さん、初めての不倫とは言え、キャラが立ちすぎて天然で面白い。自分の不倫報告を、夫に何でも話してしまう―のは、とても理解し難いが…。ユニークな美弥子の悟り(迷いごと?)の一言。お茶友達から、一線を越えてしまった「名実ともに不倫妻になってしまった。だったらせめて、きちんとした不倫妻になろう」。2020/04/20

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