講談社文庫<br> 東京家族

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講談社文庫
東京家族

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  • サイズ 文庫判/ページ数 201p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774536
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

老夫婦が子供たちに会いに東京にやってきた。次男の彼女に会い、母親は安心するが……。山田洋次監督50周年記念作品を完全小説化。

老夫婦が子供たちに会いに東京にやってきた。次男の彼女に会い、母親は安心するが……。山田洋次監督50周年記念作品を完全小説化。

内容説明

瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉と妻のとみこは、久しぶりに3人の子供たちに会うために東京へやってきた。最初は年老いた両親を気遣う子供たちだったが、日々の仕事や生活に追われ、少しずつ溝ができていく。そんななか、とみこが突然倒れ…。山田洋次監督がいまの家族を描いた感動作を完全小説化。

著者等紹介

山田洋次[ヤマダヨウジ]
1931年大阪府生まれ。’54年、東京大学法学部卒業。同年、助監督として松竹入社。’61年『二階の他人』で監督デビュー。’69年『男はつらいよ』シリーズ開始。『たそがれ清兵衛』(02)では第76回米国アカデミー賞外国語映画部門ノミネートを果たす。2012年に文化勲章を受章

平松恵美子[ヒラマツエミコ]
1967年岡山県生まれ。’92年、鎌倉映画塾に第一期生として入塾。’93年、見習いとして『学校』(山田洋次監督)に参加。以後、助監督として山田組に参加する一方、『十五才 学校4』(00)以降、山田洋次監督と共に共同脚本も担当。『母べえ』(08)で日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞

白石まみ[シライシマミ]
早稲田大学卒業。雑誌編集者を経た後、脚本家に転身しテレビドラマなど数多くの映像作品を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

106
同名映画のノベライズ。家族をテーマとした物語で、実際の家族ってこういうものだよなぁと感じた。ほのぼのとした家族の姿が実にリアルに描かれている。そして最後は、本当にあっけない人生。これも現実ではそういうものなんだろう。だからこそ、今、できるときに家族とキチンと向き合い、できる限りのことをしておかなければと思わずにはいられなかった。 ◆瀬戸内の島で暮らす周吉ととみこは、息子たちとの束の間の時間を過ごすために東京へとやってきた。子どもたちは両親を気遣うが、子どもたちにもそれぞれの暮らしがあり、追われていた。2023/06/29

しょこ

34
家族の話といえば…の山田洋次監督作品が気になる。ってことでふと見かけて読んだ。倒れた母とみこの年齢よりも自分の母親の年のほうが上なことに軽くショック~(*´Д`)そうだよ、そういうことなんだよ…と。上京してきた両親に対する、それぞれの生活リズムのある子供たちの対応がすごくリアルだった。のんびりではなく、ぼんやりな両親の姿は何とも切なかったなぁ。いるのが当たり前ではない。家族の有難みを今一度再考しております(*´з`)2019/12/25

Kaz

11
映画を観て何度も涙した作品。小説を読んでいても映画のシーンが蘇り、涙腺が緩むこと頻り。周吉が昌次に言う「母さん・・・・死んだぞ」の台詞は秀逸です。まだまだ先のこと(のはず)だけれど、「妻が先に逝く」ってことを想像してしまうともうだめですね。生きている意味がないような気になってしまいます。私は何としても妻より先に・・・と、勝手なことを考えています。2015/02/17

Madoka.@書店員復帰を目指し中!

10
映画は見てないが内容が気になったので読んでみた。親を大切にしなければと思う内容だった。現代の家族がリアルに描かれているので小説だけでなく、映画も見てみたくなった。2013/03/14

anken99

7
小津安二郎の名作「東京物語」にオマージュを捧げた作品「東京家族」。山田洋次監督のこの作品を、あらためて物語として作り直したのが本作である。映画自体は見ていなかったのだが、本を先に手にした。本作で描かれるのは「家族」。自分自身も親が高齢化し、また子供を持つ身となっただけに、いろいろと考えさせられることも多い。そのなかで、不器用ながらも愛情にあふれた家族たちの群像が、なんとも味わい深いものであった。さすがはベースとなった作品を手がけた山田洋次さんの手腕といったところだろう。2015/01/01

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