出版社内容情報
十年前の校庭にタイムカプセルを埋めた六人の男女に、「選ばれ死君たちへ」と奇妙な手紙が届く。消したい記憶を掘り起こす日は迫る。
十年前の校庭にタイムカプセルを埋めた六人の男女に、「選ばれ死君たちへ」と奇妙な手紙が届く。消したい記憶を掘り起こす日は迫る。
内容説明
栗橋北中三年A組の有志八人が埋めたタイムカプセル。誰も会ったことのない不登校の不破勇の小説も中にあった。十年後、メンバーたちに「選ばれ死君たち」宛の不気味な案内状が届く。卒業式に出られなかった綾香は当時のメンバーと会うが、ある言葉を聞くと、なぜか誰もが口を閉ざす。そして開封の日が訪れる。
著者等紹介
折原一[オリハライチ]
埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
66
中学の卒業式に有志達で埋めたタイムカプセル。そして10年後にタイムカプセルを掘り起こす旨の不気味な案内状が有志達に届けられる。そして「ホール」と言う言葉に秘められた謎とは? 全体的にはライトな感じで読了。最後のオチもやっぱりライトな感じかな。案内状が届くところは以前に読んだ芹沢準さんの「郵便屋」のようだった。解説にもあったがこの作品若年層向けとあったが確かにそんな感じの一冊。☆☆☆☆★2018/07/11
へくとぱすかる
64
全オビ(二重カバー)の新装版で、久しぶりの折原作品を読んだ。結末を袋とじにした趣向が、ミステリファンにはうれしい。10年前に校庭に埋めたタイムカプセルを掘り出そうとする同級生たちの周辺に謎の人物が出没する。果たしてそれは誰か。顔を知らない謎の同級生という、いかにもな人物も登場。他の仲間は知っているのに、自分だけが知らないという、薄気味が悪いと同時に、ページをめくって、どんどん先を読みたくなる要素もある。YA作品として書かれているが、一般の読者向きの折原作品に独特な雰囲気も、よく生かされていると思う。2023/04/12
キナコ
54
ミステリーはミステリーでも殺人事件も起きないし、ミステリー初心者には良い感じのライトな作品。文字の描写が異なったり、袋とじで最後のオチを持ってくるなどギミックは多め。犯人候補もあらかじめ限られているため、初めてのミステリーには良いのでは?ただ左記に述べたように『袋とじ』のギミックがあるため、本を切ることに抵抗がある人にはオススメできないかな。2022/12/08
🐾Yoko Omoto🐾
49
ミステリー初心者のティーン層向けということもあり、文章・内容とも非常に読みやすい。折原氏と言えば…の例のトリックも「こういったトリックがあるんですよ」的な初歩レベルで、袋綴じで好奇心を煽るなど親切な構成が見受けられる。以下、個人的感想。前半のホラーテイスト溢れる展開は素晴らしく、結末に向けての期待値はMAXに。が、あまりにも呆気なく尻すぼみな真相には苦笑した。前半の意味深な複数の記述が、どんな伏線かと楽しみにしていたのに結局何も関係なく終わってしまい残念すぎる。ミステリー慣れしている人には物足りないかも。2013/08/30
Yu。
39
“卒業して10年経ったらタイムカプセルを掘り返そう”‥ その時が近付いたのと仕事の実績を積むため “10年前と現在をルポする企画”を立てた主人公‥だがその折 級友達にタイムカプセルを掘り返すべく差出人不明の不気味な内容の案内状が届くのだった。。たまには“白”折原もいいですね!少々ティーン向けですが、かなりスリリングでラストまでページを捲る手が止まらなかった。‥そうそう、小学校時代のいつだったかクラスでタイムカプセルを埋めた記憶があるのですが、近しい友人に当たってみるものの皆口を揃えて“覚えてない”って。。2018/10/16




