出版社内容情報
単調で平凡な日々の中にも、幸せを見つけていくためのヒントを写真と文で提案。人気写真家・HABUの世界が初めての文庫化!
単調で平凡な日々の中にも、幸せを見つけていくためのヒントを写真と文で提案。人気写真家・HABUの世界が初めての文庫化!
内容説明
単調で平凡な毎日に埋もれ、夢や瑞々しい気持ちをおろそかにするのではなく、そこに自分なりの幸せを見つけるためには、どうしたらいいのだろう。美しい空の写真に、明日へのヒントとなる短い文章を添えた、ずっと大切にしたい一冊。25年にわたって「空」を撮り続けてきた写真家が贈る、心に響く写真詩集。
著者等紹介
HABU[HABU]
本名・羽部恒雄。1955年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、10年間のサラリーマン生活を経て写真家に転身。「空の風景」をテーマに世界各地で撮影し好評を博す。10代から中高年層まで多くのファンを獲得し、写真集はいずれもロング&ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅香
39
『右にいこうか左にいこうか。誰についていこうか。何に反発しようか。いつもぼくは選んできた。道を選んで選んで進んできたからここにたどり着いた。望んだからある今。次はどっちだ。』『夢が叶うことが幸せなんじゃない。夢を抱えて前に進んでることが幸せなんだ』自然は雄大。空には星や雲が月が太陽が、雨や風や雪が、あの手この手を使ってすぐに落ち込む私達にメッセージを送ってくれている。無機質な人工物から視線を外して、自然の真っ只中に身を置きたい。そこから空を見上げたら届いてるかもしれない。『頑張るんじゃない……楽しむんだ』2015/07/02
ぶんこ
38
写真詩集という感じの本でした。空とありますが、町、野原などなど色々な写真が混ざっていて、雲と太陽の反射の写真が多くあり素敵でした。2/3あたりの見開きページに、暗い緑に光が当たった明るい黄緑、そこに1本の細い花?「自分はどこへいきたいんだろうー中略ーどっちへ向かって歩いていけばいいんだろう」の詩。意味を理解はできないながら、心に残る1ページでした。2024/03/02
紅香
23
果てしない風景が好き。気が遠くなるほど終わりのない永遠。吸い込まれそうな空。私達の頭上には蓋がない。押しつけるものは何もないのに心が息苦しくて辛い。なぜだか分からない苛立ち。物語を追えなくなった時、辿り着いた本。ただ綺麗だけじゃない、特別な何かを孕んでる写真と言葉に心が共鳴した。やさしい…答えが出たわけじゃないのに涙がこぼれた。誰の上にも青空はある…落ち込んだり苦しんだりそれが魅力になっていく。特別どこか遠くに行かなくても空を見上げれば自分と向き合える旅になる。心が軽くなる。大切に何度も眺めたい写真詩集。2013/05/17
non
19
生きていると壁にぶつかったり、他の人と比べて苦しくなったり、自分だけが取り残されているのではないかという気持ちになることがある。心がちょっと疲れたときに読むと、ふっと心が軽くなる。HABUさんの写真と言葉に癒されっぱなしでした。文庫本サイズの写真詩集なのでお手頃です。手元に置いて何度も読み返したい1冊。『頑張るんじゃない、楽しむんだ』心にゆとりを持って生きていきたい。2014/10/19
ケロコ
17
納得!と背中を押されるような文章が散りばめられていた。美しい風景に圧倒されながら、頭も心も打ちのめされた。2014/10/12