講談社文庫<br> 父 吉川英治 (新装版)

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講談社文庫
父 吉川英治 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062772846
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

吉川英治の長男・英明氏が、70才で逝った父・英治について青梅の吉野村に引っ越した昭和19年からの想い出を綴った一冊を復刻。没後50年 長男だからわかる素顔の作家

『宮本武蔵』『新・平家物語』など数多くの名作を残した故吉川英治の長男である著者が、70歳で逝った父の十三回忌を機に、青梅の吉野村に疎開した昭和19年からの想い出をまとめた一冊を復刻。厳しい作家の側面と、良き家庭人としての素顔を、著者以外の誰もが知り得ない多数のエピソードと共に綴った貴重な追慕の書。

とりわけ、楽しかったのは、一時、我が家の毎晩の行事のようになった父の“お話”だった。父が毎晩、私達のために時間を割けたのだから、それは、終戦直後、まったく仕事を断わっていたころの事だと思う。夕食後、書斎の隣の部屋に私達を呼び集め、頼朝、義経から、信長、秀吉、武蔵などの話を連続ドラマのように話してくれた。――<本文より>

※本書は1978年3月に講談社文庫より刊行されたものを加筆・訂正し、巻末に吉川英治自筆年譜を収録しました。

吉川 英明[ヨシカワ エイメイ]
著・文・その他

内容説明

故吉川英治の長男である著者が、70歳で逝った父の十三回忌を機に、青梅の吉野村に疎開した昭和19年からの想い出をまとめた一冊を復刻。厳しい作家の側面と、良き家庭人としての素顔を、著者以外の誰もが知り得ない多数のエピソードと共に綴った貴重な追慕の書。

目次

昭和四十九年
吉野村へ
こわい父やさしい父
終戦のころ
父と競馬
『新・平家』と末っ子の誕生
各社のサムライ達
私の中学入学
父の愛
軽井沢
吉野村を後に
熱海時代
闘病
『新・平家』完結
『私本太平記』起稿
最後の家
昭和三十六年
昭和三十七年

著者等紹介

吉川英明[ヨシカワエイメイ]
1938年東京都生まれ。’61年、慶応義塾大学法学部卒業。同年NHK入局。’71年退局まで、大阪、東京、名古屋で放送記者として勤務。その後、書店経営を経て吉川英治記念館館長。2011年から財団法人吉川英治国民文化振興会理事長を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

半べえ (やればできる子)

0
★★★ 文化出版局の旧単行本で読む 

ikageso

0
昭和の大作家の父親像を垣間見れる本。多忙な時期でもしっかりと親としての仕事もやられていたんですね。自省させられました。 2018/10/15

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