講談社文庫<br> キャパになれなかったカメラマン―ベトナム戦争の語り部たち〈下〉

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講談社文庫
キャパになれなかったカメラマン―ベトナム戦争の語り部たち〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 586p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062772655
  • NDC分類 070.28
  • Cコード C0195

出版社内容情報

盟友テリー・クー、沢田教一、一ノ瀬泰造ら、“戦死”した仲間とのエピソードが胸を打つ。戦争報道に賭けた、一群の若者たちの物語。

盟友テリー・クー、沢田教一、一ノ瀬泰造ら、“戦死”した仲間とのエピソードが胸を打つ。戦争報道に賭けた、一群の若者たちの物語。

内容説明

「ジャーナリストのせいでアメリカは負けた」とまで言われたベトナム戦争。大阪の毎日放送を退社し、単身ベトナムへ。米ABC放送のTVカメラマンとなり、以降1975年にサイゴンが陥落するまでの10年間、ベトナム戦争を取材し続けた著者による、生身の記録。戦争報道の光と影を描き切る。第40回大宅賞受賞作。

目次

ボスたち―エルマー・ラウアー、ジャック・ブッシュ、ニック・アーチャー、フィル・スターク、ピーター・ジェニングス
優しいアメリカ人―ロン・ミラーの話
長篇作家―ドルー・ピアソンの話
コンツム戦線異状なし―ディック・シューメイカー、ジーン・クロード・マレー
クアン・チ奪回作戦―ロジャー・ピーターソンふたたび
ベトナム寸描(その二)―アメリカ兵の話、ベトナムの恋歌、二枚の写真
悲劇―テリーとサムの話
終戦または休戦とカメラマン群像―終戦の日のベトナム、一ノ瀬泰造、ムーン・フェイス、ジョセフ・リー
生き残った者の罪の意識―ジム・ベネットの話
カンボジアの最後―ジョン・ラウアーの話〔ほか〕

著者等紹介

平敷安常[ヒラシキヤスツネ]
1938年、沖縄県那覇市に生まれる。1965年、大阪の毎日放送カメラマンとして初めてベトナムの土を踏む。翌1966年、毎日放送を退社。米ABC放送サイゴン支局のTVカメラマンとなり、以降1975年のサイゴン陥落までの10年間、ベトナム戦争を取材し続ける。その後、ABCの西独・ボン支局などを経て、ニューヨーク本社勤務。ベイルート市民戦争、イラン革命、湾岸戦争、9.11テロ事件などを取材。1993年、米国籍を取得。2006年、ABCを退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

179
下巻に入っても、ひたすら 戦争を伝えようとしたカメラマンたちを 描く。 彼らにとってベトナム戦争とは何であったのか?ジャーナリストに大きく門戸を開いた 戦争で 苦楽を共にした仲間たちへの想い …残された 難民の写真と カメラマンの 笑顔が 当時の風景を今に伝える、そんな作品だった。2018/07/04

Miyako Hongo

2
最終章で今も現役やってる筆者に脱帽。2013/12/24

p-man

1
戦場に銃ではなく、カメラやマイクを持って立ち続けた人々の物語。なぜ、何人もの仲間を失い、明日死ぬかもしれないのにカメラを回し続けたのか? 「戦場が教室で、戦争が教科書だった」とうい言葉が印象に残った。2013/12/10

linbose

1
★★★★★2013/04/22

丹波橋

1
国際的に活躍するジャーナリストたちがとても魅力的に描かれている。 こういう良い本を若いころに読むと、その後の人生が変わってくるだろうな。2012/11/02

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