出版社内容情報
就職氷河期。ホテルに内定を得た心平。しかしそこは倒産寸前、買収の危機にさらされていた! ゆとり新人がホテルを立て直せるのか?ビジネスにおける「真心」とは何か? 「いま最も必要なこと」を描く書下ろし、経済小説。
就職氷河期、大学卒業目前になっても就職が決まらない「ゆとり世代」の花森心平(しんぺい)。自信もない、根性もない、もちろん内定もない。そんな心平が入社したのは、支配人も逃げだす破綻寸前の老舗ホテル。売却を持ちかける銀行に「俺が立て直す!」と啖呵を切った新入社員に奇跡は起こせるのか。<文庫書下ろし>
江上 剛[エガミ ゴウ]
著・文・その他
内容説明
就職氷河期、大学卒業目前になっても就職が決まらない「ゆとり世代」の花森心平。自信もない。根性もない、もちろん内定もない。そんな心平が入社したのは、支配人も逃げだす破綻寸前の老舗ホテル。売却を持ちかける銀行に「俺が立て直す!」と啖呵を切った新入社員に奇跡は起こせるのか。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行。人事部、広報部や各支店長を歴任。銀行業務の傍ら、2002年には『非情銀行』(新潮文庫)で作家デビュー。その後、2003年に銀行を辞め、執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
177
初江上剛さんでした。奇しくもちょうど新入社員研修の教育係として派遣され、研修所へ向かうJRの中で読みました。そんな立場だったからか、指導する側の視点と20年前のルーキーの頃の自分とを思い出し、重ね合わせて読みふけってしまいました。正直、展開的には若干、無理があり強引な部分もありますが、とにかくソコは‘フレッシュ’さでガンガン突き進む姿勢でよしとします。自分が忘れかけていた仕事に対する情熱や姿勢を思い出させてくれる貴重な作品でした。自分を信じて明日に向かう!今では言えないそんな一言がここにあります。2013/04/15
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
92
就職氷河期、無名の大学に通う〈ゆとり世代〉の花森心平は、就職試験に落ちに落ちた末、唯一内定をもらうことができた。ところが、彼が入社したのは破綻寸前の老舗ホテル。業績低下に伴い従業員の意欲も低下し、銀行からは売却を迫られている。高圧的な〈エリート〉銀行員への反発から、負けん気を発揮した心平は、職場の経営再建に奮闘するが……。元銀行マンでビジネス書を多数執筆している作者らしく、各章のタイトルが『オンリーワンに なろう』『プロ感覚を持とう』など経営の教科書のよう。【ホスピタリティの八つの心】は興味深かった。2015/03/03
あすなろ
85
ホテル経営・運営は、効率・利益が第一でなく、色気で。元銀行マンの江上氏が描く、自主型ホテル再建物語。興味深く一気読み状態。甘いな、という点と少し最早古いなという点があるが、軽めのビジネス小説としていいのでは。また、自分の学生時代のホテルでのアルバイトも思い出した。服装・皿の持ち方とかいろいろあったなぁ。で、料理長がこの作品に出てくるような方で楽しかった。2018/07/25
Tsuyoshi
75
自信の無さがあだとなり、就職活動に全敗していた大学生の主人公の心平。担当者に押しきられる形でやむ無く就職を決めた経営難のホテルにおいて支配人、同僚、地元の人々を巻き込んで再興していくまでを描いたお仕事小説。何事にもスピードや効率性が求められ繋がりが人々の薄れつつある世知辛い時代に、非効率でもお客様や地元のために出来ることを愚直にやっていく姿勢が徐々に受け入れられていく展開には何とも温かく爽快な気持ちになった。2018/04/26
おいしゃん
69
初読み作家月間、6人目。著作と経歴から堅い話を想像していたが、拍子抜けするほど、ずいぶんと軽い話だった。出てくる人々が、読んでいて恥ずかしくなるほど感情にストレートなので、ツッコミどころ多数なのだが、潔いほどストレートなのでテンポはよかった。2016/12/11
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