出版社内容情報
三津田 信三[ミツダ シンゾウ]
著・文・その他
内容説明
瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。怪異譚蒐集の為、この地を訪ねた刀城言耶の目前で、謎の人間消失は起きた。大鳥様の奇跡か?鳥女と呼ばれる化け物の仕業か?『厭魅の如き憑くもの』に続く“刀城言耶”シリーズ第二長編待望の刊行。
著者等紹介
三津田信三[ミツダシンゾウ]
編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(講談社ノベルス、後『忌館』と改題、講談社文庫)で作家デビュー。2010年『水魑の如き沈むもの』(原書房)で第10回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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公開本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
189
文庫版の表紙大好き。刀城シリーズで一番地味な作品の印象がありますが、個人的にはかなり好きです。怖さは全くないので、そういう面では期待してはいけませんが、よく意味がわからん儀式の最中に殺人が起こるというシチュエーションは鉄板であり、トリックや犯人も楽しめました。より本格ミステリ寄りの作品なので、横溝臭重視ではなくフラットな気持ちで読める人に、刀城シリーズの初読としておすすめしたいと私は思う。
KAZOO
166
三津田さんの本は2冊目ですが、土俗的な民族的なにおいがするミステリーなのでしょう。読んでいて京極夏彦さんの本を思い浮かべましたが京極さんほど謎や怪異といったものはあまり感じられませんでした。横溝正史さんと京極さんの中間に位置するような気がしました。まあ楽しめます。2015/11/17
nobby
161
いやー、いろいろ疲労困憊…まずは548頁のボリューム以上にも感じる説明ぶりに疲れた…文庫版で見取図付いているものの、自分の読解力では行動とかトリックなどに取り残されること多し…そして人物混乱再び、今回は“朱(あか)”地獄(笑)はたして〈鳥人の儀〉なる物の意味は?それが呼ぶ〈鳥女〉の正体とは…もう十分に最後に差し掛かる517頁で発せられる「疑問点は、次の二十一項目です。」に唖然…とにかく推測も真相も突飛過ぎる驚愕が次々と押し寄せる!ちゃんと伏線やら整合性はあるけど思わずつぶやく「こんなん分かる訳ないって…」2020/04/30
gonta19
122
2012/10/16 Amazonより届く。 2017/5/18〜5/23 刀城言耶シリーズ第2弾。孤島で行われる「鳥人の儀」で密室と化した祈祷所から巫女が姿を消してしまう。同様の事件が18年前先代巫女の身にも起こっていた。はたして言耶わんは2つの謎を解けるのか? キチンと複線が張られていたが、これはなかなか気付かんよなあ。なかなか、凄いトリック?であった。2017/05/23
勇波
114
「厭魅」の時もそうだったけど途中で心が折れそうになる。。クドい説明がある割には状況がうまく頭で整理が出来ない。「もうこのシリーズは自分には無理かも…」と。が、最後まで読み終えると満足感とともに早く次の作品を読まねばとなります。内容的にも自分好みのミステリー&ホラーにきっちりなってた事に後になって思い知りますね。まさに作者の思うつぼです★2015/04/26
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