出版社内容情報
検屍官スカーペッタ・シリーズの最新刊! ドーヴァー空軍基地内の監察医務局での画像病理診断の研修中に、スカーペッタの住む街で起きた殺人事件。外傷もなく収容された遺体から、翌日大量の流血が……。
内容説明
スカーペッタが責任者に就任した法病理学センターがある街で、犬と散歩中だった若者が心臓発作で倒れ、死亡が確認された。だが、外傷のなかった遺体から、翌日、大量に流血していることがわかった。それは彼が生きたままモルグの冷蔵室に入れられたことを意味していた!緊迫の『検屍官』シリーズ第18弾。
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア][Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に
池田真紀子[イケダマキコ]
1966年東京生まれ。上智大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よむよむ
30
心臓発作で亡くなったはずの若者が遺体袋の中で出血?また、六歳の少年が自宅の庭で変死。2つの不可解な事件を繋ぐ糸とは・・・謎が謎を呼び、期待感が高まる~ それにしても、ベントンの知っていて知らないふりのいつもの態度にはあったまにくるっ こんな人を夫に持つケイに深く同情。2012/03/10
ヨーコ・オクダ
29
検屍官シリーズ。またまた仕事場の環境がガラッと変わっている。ケンブリッジ法病理学センター局長…と言いながら、ドーヴァー空軍基地でお勤め。そしてそして、これだけ我々と長い間付き合いをしてきたケイに、かつて軍関係の黒歴史的仕事をしていたという秘密の過去設定がプラス。現在、目の前に横たわる謎は、モルグの冷蔵室に保管してあった遺体からの大量出血、自宅の庭で頭に釘を刺されて殺された男児の事件、フィールディングの変貌&失踪等々。ケイ以外のレギュラーメンバーは何かを知っている感じ。いろいろ興味深い。下巻へ続く…。2021/03/09
Yuna Ioki☆
26
467-98-15 いつの頃からかストーリーの重要なファクターとして「検死」が必要でなくなり、キャラクターの闇の部分が重要なファクターとなってしまている。まだまだ詳しく明かされない主要キャラクターの闇の部分が明かされない限りこのままの調子で続いていくのだろうか?2014/03/09
tom
13
コーンウェルのこのシリーズは、最初に出た後、しばらくの間、追いかけていた。年末近くに出るので、お正月本にしていた。いつの間にか、飽きてしまって放置。先日、図書館でうろうろしていて拾ってきた。だから、中間省略。何やら重厚な雰囲気になっている。主人公のスカーペックさんは、自身の触れられたくない過去について、思わせ振りな言葉をつぶやいている。流れとしては、少々面倒くさい雰囲気も。初期のころの、あの颯爽とした雰囲気は消え失せて、いかにも疲れたというセリフばかり。でも、取りあえず上巻は読み終えて、下巻にという次第。2015/10/12
Betty
13
シリーズ何作目になるんだっけ・・。今作からケイの心の声がフォントを変えて書かれている。原因不明の死体。親しい人たちとの確執。どんよりと暗い雰囲気で下巻へ。2012/01/11




