講談社文庫<br> きのうの世界〈上〉

個数:
電子版価格
¥628
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
きのうの世界〈上〉

  • 恩田 陸【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 講談社(2011/08発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月06日 00時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062770378
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

他殺か事故か。
町の外れの「水無月橋(みなづきばし)」で死んでいたのは、一年前に失踪したはずの男。
ようこそ、ここは、塔と水路の町。

上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。

飼い犬の「トラ」とともに暮らす、76歳の一卵性双生児、華代と虹枝。彼女たちはいつも同じ時間に散歩をする。水無月橋で一人の男が死んだあの日も。そして、二人は思い出す。バス停に捨てられた赤い印のついた地図のことを。

「ねえ、雨はどうやって数えるの? ほら、『ひと雨来た』っていうじゃない?」
「あのねえ、雨を数えてはいけないよ。雨を数えると鬼が来るよ――」

第1章 捨てられた地図の事件
第2章 日没から夜明けまでの事件
第3章 溺れかけた猫の事件
第4章 駅の掲示板の事件
第5章 紫陽花とハンカチの事件
第6章 川沿いに建つ洋館の事件
第7章 焚き火の神様の事件
第8章 点と線の事件
若月慶吾の幕間
第9章 同じ顔をした男の事件
第10章 散歩する犬たちの事件
図書館での幕間
市川吾郎の幕間


恩田 陸[オンダ リク]
著・文・その他

内容説明

上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年宮城県生まれ。第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった『六番目の小夜子』で’92年にデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞、’06年『ユージニア』で日本推理作家協会長篇および連作短篇集賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

通勤の友本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

216
現実の隣に存在するSF(すこしふしぎ)な異世界を描くとき、恩田ワールドは本領を発揮する。「塔と水路の町」と称される地方都市が紹介される冒頭から不穏な空気が漂い、やがて東京で1年前に失踪した男が他殺体で発見されると、町を包んでいた薄皮に破れ目が走るのだ。それまで異常とは思われなかった瑣末な事実が突如違う意味を持ち、よそ者の来訪が平穏さを脅かす。なぜか住民は町の象徴たる塔に関心を払わず、不可解な現象が相次ぎ起こるのが明らかになる。気になって心がざわつく読者は、すでに作者の術中にはまっていると悟るのだ。(続く)2022/12/11

青葉麒麟

96
町中や自分の家の周りに水路が沢山あったらなんだか怖いと思う。静かな時に水の流れる音だけがするのはゾクゾクする。誰も意識に止めない塔が在るのも何だか嫌な気分。背筋に忍び寄る何かが怖い小説。2013/04/12

kishikan

92
これまで、恩田さんの本は8冊ほど読んできましたが、これまでとはやや趣が異なっているかな。ミステリなんだけど、登場人物、小説の舞台となる町、事件、どれも掴まえ所がないのです。謎が謎を呼び、どこまでも答えが見つからず、靄がかかったような気持ちで上巻を読み終えました。もっと不思議なのは、いつまでも輪郭がはっきりしない物語でありながら、もっと足を踏み入れてしまいたくなる誘惑を感じてしまうことなのです。これは魔力か!これ以上のコメントは、下巻を読んでから。2011/11/07

優希

84
何も見えなかったというのが正直なところです。疑問が多く感じてしまうのは、様々な事柄が重なっているからでしょう。張り巡らされた伏線が下巻で綺麗に回収されるといいと思います。2019/07/03

りょうこ

80
面白い‼上巻だけでこれだけの謎!まだ何も解決していないので、下巻が楽しみです(^-^)さっそく下巻に突入です(^-^)/2012/02/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4010246
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品