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講談社文庫
デーモン〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062770293
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

天才博士が遺したシステムが社会を崩壊するある条件が満たされたときに自動駆動するコンピュータプログラム、デーモン。凶悪な囚人をセレブに変身させ、大企業も一夜にして乗っ取る。死した博士の目的は?

内容説明

ある条件が満たされたときに自動作動するコンピュータプログラム、デーモン。大量殺戮を平然とおこない、ゲームをリセットするかのように凶悪な囚人をセレブに変身させ、大企業も一夜にして乗っ取る。作成した天才博士は、死後も思うがままに社会を崩壊させていく。博士の真の目的はいったい何なのか。

著者等紹介

スアレース,ダニエル[スアレース,ダニエル][Suarez,Daniel]
1964年生まれ。カリフォルニア在住。ITコンサルタントとして、金融やエンタテインメント関係の多数の企業でシステムを開発してきた経験を持つ。『デーモン』で小説デビュー

上野元美[ウエノモトミ]
三重県生まれ。静岡女子大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メイ

17
高級住宅地で起きた殺人事件はインターネットによるものだとセベック刑事が発表した。その夜、セベック刑事の自宅にメールが届く。「私はソボル、殺したのは私だ。その理由はじきにわかる。私はもう死んでいるから、逮捕することはできない。私を止めることもできない」ソボルはコンピューターゲームのパイオニアにしてたぐいまれな知性の持ち主として知られていた人物。真相を解明しようにも相手は桁外れの知性と技術をもって既存のシステムを翻弄する。天才の手によって現実と仮想現実が瞬間的に入れ替わる世界、実はすでに現実にある恐怖でもある2018/08/30

木村 武史

14
まだ上巻だけど、いい感じ。タイトルのデーモンはIT用語。”悪魔”と引っ掛け。フィクションだけど、現実に起きても不思議ではない内容。専門用語が多いけど、それなりに説明してくれるので、物語に集中できます。あと、扱う技術が今風で良い。下巻へ。2016/11/01

きら

3
一人の天才プログラマーが死んだ。しかし彼は、生前にあるプログラムを組んでいた。彼の死後、殺戮を繰り返し、世界に無限の悪意をバラまく狂気のプログラムを。刑事たちは、見えない相手に挑むが…… なぜかウメハラが帯を書いていたので読んでみたけど、ウメハラこれ絶対読んでないだろ。MMOが一応絡んではいるものの、格ゲーに至っては毛先ほどにも関係ないし。一体どういう経緯でウメハラの元に依頼がいったのか知りたい。小説としての面白さは今のところ並といったところ。21世紀版ハイテク亡霊って感じでワクワクはするので下巻に期待。2011/09/13

妖湖

2
図書館で借りた本。「デーモン」って悪魔の話かと思ったら、IT用語だった。でも「悪魔」というのもかけてるよね。ソボルの目的は何か、セベック刑事の運命やいかにというところで下巻に続く。でも本当にこんな怖いことができるんですか?2016/11/12

monotony

2
著者がTED講演でも鳴らした警鐘をSF仕立てで小説化、いや小説が先ですね。SFと言いながら現実社会にも存在する技術を駆使した人の意志を介在しないソフトウェア(?)がやりたい放題。人間の心がコンピュータにハッキングされているんだ!・・・この上巻で一番印象に残っているフレーズです。食事中にスマホ、歩きながらスマホ、多くの人の心はコンピュータに奪われてどこかへ行っているようです。利便性の後ろ側にある恐怖を見せつけられ、中盤から一気読み、おかげで昨晩は夜更かしです。下巻もこの勢いで読んでしまいそうな予感。2013/11/25

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