出版社内容情報
誰も信じられなくなった時信じるものとは?妻はテロリストだったのか?愛は偽りだったのか?警察から殺人犯として追われ、暗殺者から命を狙われるランサムが見た真実。愛と国際謀略を描くベストセラー。
内容説明
鍵を握るのは、十万フランと装甲車、そしてカシミアセーター。ジョナサンは殺人と国際テロの容疑者として追われながら、エマの真の姿を追及する。浮上する、イランの核開発計画と、スイス銀行の大金輸送疑惑、そして飛行機墜落事故計画。スイスの美しい自然を舞台にスピーディに描かれる、最上級の国際謀略小説。
著者等紹介
ライク,クリストファー[ライク,クリストファー][Reich,Christopher]
東京生まれ、ロサンゼルス育ち。スイス・ユニオン銀行ジュネーブ本店のプライベート・バンキング部門に勤務した後、チューリッヒ支店に移ってM&Aを担当。1995年から本格的に執筆活動を開始。現在は妻子とともにアメリカ・テキサス州在住。『匿名口座』(講談社文庫)でデビュー、世界中を舞台にしたスリラーの名手として高い評価を受ける
北澤和彦[キタザワカズヒコ]
1951年、東京生まれ。東北大学卒。出版社勤務を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
11
これは国境なき医師団ランサムのシリーズのはずだがスイス警察のマルクスの方が存在感がある。上巻では日本も「敵の敵は味方」「味方の敵は味方」な強かな駆け引きをしなきゃ!と思いつつ読んだが、下巻の展開についていくにつれ「日本には無理!」と現実を鑑みるに絶望感も。先は気になるのでとりあえずシリーズ次作を楽しみに。2012/10/21
しゃお
6
欺瞞に溢れた世界に読者も翻弄されるエスピオナージ。視点があちこち飛ぶのでいまひとつ一気に読み切れなかった。もう少し主人公をメインとした描写が多い方が、よりサスペンスフルで先へ先へと読ませる力を持たせるのでは。2011/02/22
onepei
2
奥さんにこんがらがった。2011/04/04