出版社内容情報
「兄貴ィ」あれから30年、完全なる復活!日本中を痺れさせた伝説のテレビドラマ『傷だらけの天使』。ラストシーンから30年、小暮修は新宿を離れ公園で宿無しに!? 圧巻のエンターテインメント!
内容説明
ドラマから三十年、伝説のヒーロー木暮修は、東京郊外で宿無し生活を送っていた。だが、殺された仲間の死の真相を追ううち、修は因縁の街新宿に舞い戻る。いつの間にやら世界中のお尋ね者となった修は、死んだはずの弟分亨がネット世界に蘇っていることを知る―。ファン待望、奇跡のエンターテインメント。
著者等紹介
矢作俊彦[ヤハギトシヒコ]
1950年、神奈川県横浜市生まれ。コピーライター、漫画家などを経て執筆活動にはいる。『リンゴォ・キッドの休日』『真夜中へもう一歩』などで注目を集めた。’84年には「AGAINアゲイン」、’92年には「ザ・ギャンブラー」で映画監督を務めた。’98年『あ・じゃ・ぱん』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2004年には『ららら科學の子』で三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hanchyan@ふむ……いちりある
37
伝説的TVドラマである本編の放送に、実は、自分は間にあっていなかった。夜半でも居酒屋なんかで幼児を目にする昨今と違い、当時のこどもには厳然とした就寝時間があったのだ。それは鉄より厳しい掟だった(笑)。なので、伝説的最終回も含め、後年再放送やDVD等々で、教養を身につけるために(笑)視聴した、という立場です。そもそも、もし作者が矢作氏でなければ、読むことはおろか手にすることもなかたんじゃないかな?そんな感じ。結果。マッハで読了。とてもとてもとても面白かった。原典知る人にも知らない人にも自信をもっておススメ。2017/09/27
再び読書
32
まさにカバー買いですが、内容は少しだれたかなと思う。ぼくらの子供時代のヒーローの一人ショーケンと若かりし水谷豊のコンビが冴えるドラマで、特に子供はテーマソングの朝食の食べ方をみんな真似をしていた。兎に角二人のキャラクターと子供には少し過激な内容の印象的なドラマだ。そこにカバーでつい買っちゃいました。その反動ではないが、老けた修が想像しづらいのと、ネットを使った仕掛けに頭が追いつかない。面白かったと言えば、面白かったが理解度は浅い。一つしょうもない事で壺にはまったのは、暗号が40面相で出てきた物だった事2016/08/03
だろん
9
市川森一原作 テレビドラマ「傷だらけの天使」の30年後を、矢作俊彦氏が小説にしたもの。しっかりしたハードボイルド小説に仕上がっていてドラマにはない壮大なストーリーはこの一巻で完結。ドラマファンも矢作ファンも読んでソンはない。木暮修役のショーケンが、ついドラマ「鴨川食堂」の鴨川流のイメージになってしまった…w2016/03/26
GAKU
6
傷だらけの天使、ショーケン最高。あの頃のショーケンかっこ良かったな! 矢作氏が書いたこの作品も楽しめました。
志波昌明
3
原作のテレビドラマの30年後の話。弟分のチンピラの亨を演じていた水谷豊が「相棒」をやるくらい時代が過ぎている。でも、ナツメロにならず、30年たってもメチャクチャで格好良くて、時代に流されない主人公は、いつもの矢作俊彦の小説だった。矢作俊彦の小説を読んでると、現代がペラペラに見えてくるし、主人公のハードボイルドさに魅力を感じる。最後まで、大仕掛けなストーリーで楽しめた。2015/05/05
-
- 和書
- “環境問題のウソ”のウソ