出版社内容情報
本格ミステリの神髄、ここにあり。
10周年を迎えた本格ミステリ作家クラブが贈る、傑作短編&評論集新刊
意表を突く謎に心奪われ、巧みな構成に舌を巻く。これを読まずして本格は語れない。10周年を迎えた本格ミステリ作家クラブが贈る、「小説を読む悦び」を実感させる傑作選。<収録作家>柳広司、芦辺拓、泡坂妻夫、石持浅海、北村薫、大倉崇裕、田中啓文、柄刀一、米澤穂信、福井健太、巽昌章 解説・有栖川有栖
本格ミステリ作家クラブ[ホンカクミステリサッカクラブ]
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内容説明
意表を突く謎に心奪われ、巧みな構成に舌を巻く。これを読まずして本格は語れない。10周年を迎えた本格ミステリ作家クラブが贈る、「小説を読む悦び」を実感させる傑作選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
20
ミステリは好きだけど、謎解きとか自分で考えたりするのは苦手なので、「本格」というとつい身構えてしまうけど。田中さんの忠臣蔵の密室と米澤穂信さんの古典部シリーズは何度読んでも好き。北村薫さんのベッキーさんもすてき。2019/04/15
Sato
8
これくらいの短編が夜寝る前にはピッタリかも 残りの厚みを気にしながら読み切っちゃえの葛藤もなく一夜完結。どれもパターンが違うが好みの作品ばかりでした。 米澤穂信さんは自分より若いと初めて知ったw2018/01/14
ベルガモット
7
収録作を確認せずに図書館から借りたら、小説9作品中4作は既読だった。大倉(福家警部補)・米澤(古典部)作品は再読でも面白い。柄刀作品の龍之介ものは久し振り、心理を上手く使ったトリックが面白かったです。2011/03/21
KAZOO
5
2006年版の短篇ミステリーアンソロジーの文庫化ですが、結構連作短篇集から採ったものがあったりして、読者には若干不親切な感じを受けます。今まで11冊の文庫化がありますが、自分好みでは柳、泡坂、北村さんあたりですがそのほかの作品も結構読みでがあると感じました。2013/03/28
KAZY
4
講談社ノベルス「本格ミステリ07」の文庫化。小説9篇と評論2篇。柳広司、泡坂妻夫、柄刀一のは既読。田中啓文の「忠臣蔵の密室」は意外に真面目なミステリしてると思ったら後日談でやってくれてる。北村薫の「想夫恋」はベッキーさんシリーズで、シチュエーションは好きなんだが私が苦手な暗号ものなのは残念。他も読んでみたくなる。2014/10/12