出版社内容情報
五木寛之の『百寺巡礼』海外版 全六巻刊行開始!
ブッダ最後の旅の始まり
ブッダ最後の旅を辿る、長い道のりが始まる。八十歳を迎えたブッダの教えを、インドの人びとはどう受け継いだのか。マンゴーの樹の下や、ガンジスのほとりに彼が最後に見た景色が今も息づいている。
※本書は2006年11月、弊社より単行本として刊行されたものを改題したものです。
五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
ブッダ最後の旅を辿る、長い道のりが始まる。八十歳を迎えたブッダの教えを、インドの人びとはどう受け継いだのか。マンゴーの樹の下や、ガンジスのほとりに彼が最後に見た景色が今も息づいている。
目次
第1章 最後の旅のはじまり(ブッダが瞑想した“鷲の峰”;「最後の旅」への決意;ブッダの苦しみ;インドに呼ばれない人 ほか)
第2章 旅の途上(北へ行く理由;死後の教団のゆくえ;林間に住む;喜捨のこころ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
73
ブッダ最後の旅と共に仏教の流れが語られています。インドといえばヒンドゥー教という印象が強いのですが、かつて仏教も広まっていたのですね。五木さんはインドでどんな風景を見たのでしょう。2018/09/04
HANA
6
ブッダ最後の旅を辿る旅。なので巡礼といいつつ上巻で訪れられている四大聖地はブッダガヤーだけ。むしろインド農村部の景観とか交通事情、仏教思想の解説などに頁が割かれている。読んでいるとインドの田園風景とかガンジスの流れなどが頭の中に蘇ってくる。2011/06/26
マサ
2
ブッダ最後の旅の跡をたどりながら著者の心に浮かぶブッダの心境や自身の生死観が語られている。インドについては様々なメディアを通して一定の先入観が出来上がってしまっている感があったが、本書で語られるインドで特に印象的なのは農村の美しさだ。ヒンズー教の村人が代々古い一体の仏像(一部が破壊されている)を保護管理してきたエピソードは信仰心について考えさせられた。2022/08/21
daidai
2
ブッダ最後の旅の足取りをたどる旅。 今やインドはヒンドゥー教信者が大半を占めるが、仏教はヒンドゥー教の一部として残る。 ガンジス河は、今まで読んできた旅本や写真集でみる限り、茶色くよどんだ河であるようだが、著者がガンジス河に向き合い、河を渡った時には青く美しい河であったそう。聖なる目的をもった者には河は違う姿を見せるものなのだろうか。インドの巡礼者たちもそのような美しい河をみているのだろうか。2016/09/15
y_u
1
百寺巡礼インド版。 インドに3年前行った時を思い出した。確かに、日本と生き方・考え方が違い、私はあまりなじめなかったが(カレーも含めて)五木さんは戦後の混乱期を生き抜いてこられただけあり、上手く順応されたようだ。 ただ、舗装が悪く、車で何時間もガタガタと揺られたり、飛行機が時間通り来なくて待ちぼうけをくらったりしたことには流石に辟易されたようですが、それ以上に仏教の源泉であるインドの魅力を十分に一冊にまとめられている。2巻目をよむのが楽しみだ。2013/10/27
-
- 電子書籍
- この夜を永遠に ハーレクイン文庫
-
- 電子書籍
- 天使のはつ恋 下 ハーレクイン