講談社文庫<br> 苺をつぶしながら

個数:
電子版価格
¥770
  • 電子版あり

講談社文庫
苺をつぶしながら

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月28日 16時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062768023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も友情も取り戻した乃里子。一人暮らし以上の幸せってないんじゃない?人生は美しい。この小説は、乃里子という女の子が生きている様子だけで、それを描き尽くす。瞠目する。――津村記久子

160万部の「乃里子3部作」連続刊行第3弾!
心許なさに1人で泣いたり、口にするのも恥ずかしい失敗をしたり。けっこう試練もあったりする。でも……

私、この作品を書くために生まれてきたのかもしれへんわ。――田辺聖子

35歳の乃里子。剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も昔の友情も取り戻した。1人暮らし以上の幸せって、ないんじゃない? しかし自分の将来の姿もなぞらえていた女友達に悲しい出来事が。そのとき手を差し伸べてくれたのは……。「誰か」がいるから、1人でも生きていける。(解説・津村記久子)




田辺 聖子[タナベ セイコ]
著・文・その他

内容説明

35歳の乃里子。剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も昔の友情も取り戻した。一人暮らし以上の幸せって、ないんじゃない?しかし自分の将来の姿もなぞらえていた女友達に悲しい出来事が。そのとき手を差し伸べてくれたのは…。「誰か」がいるから、一人でも生きていける。

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪府生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。’64年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で第50回芥川賞、’87年『花衣ぬぐやまつわる…』で第26回女流文学賞、’93年『ひねくれ一茶』で第27回吉川英治文学賞、’94年第42回菊池寛賞、’98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で第50回読売文学賞、第26回泉鏡花文学賞、第3回井原西鶴賞を受賞。’95年紫綬褒章、2000年文化功労者に選ばれ、’08年には文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

104
乃里ちゃん三部作の最後。我らが乃里ちゃん、前作で離婚して自由になった。「ピッカピカの35歳」だの「私にとっては『男』も『自然』の一部だもん」等々、自分を一番大事にできる人生と孤独を取り戻した。それでも結婚前の乃里子とは違っている。ちょいちょい挟まれる剛との別れの後遺症。同乗していたオシャレな高級車から飛び降りた、加害者は自分との思いがいつもある。奔放に見えて優しいのだ。苺をつぶしてたっぷりミルクをかけ、誰の顔色も窺わず食べる幸せ。終盤の思わぬ展開にも爽やかな風が吹く。同乗の仕方は色々。人生は奥深い。2017/05/27

優希

90
面白かったです。結婚解消で独身に戻った乃里子は輝いて見えました。キラキラとした時間を取り戻したのですね。一人暮らし以上の幸せなどないと言い切る乃里子の自由と孤独を謳歌する姿が魅力的です。乃里子は日々を楽しむ心を持っていながら、死への思いもあるのがリアルに感じました。結婚を解消したことで剛との新しい関係が生まれ、なかなか上手くやっているのは腐れ縁のなす業でしょうね。これからも色々ありそうですが、乃里子は軽々と飛び越えて、溌剌と時を過ごしていくのだと思います。2016/05/07

mukimi

69
もはや我が心の友となった乃里子の三部作完結編。第1部:渇望する独身時代、第2部:不自由な結婚生活、そしてバツイチとなり女一人で生きる幸福に目覚め心踊らせる本作。乃里子の本領発揮…!読んでいて楽しくて高揚感に頬がほころんだ。私は今乃里子の第1部にあり、時に荒れ狂う大海原に放り出されて孤独と焦りで自己憐憫の涙を流したりするけど、稼げる女の独身生活は宝石箱。煩悩と悦楽に満ちたピカピカのアラサーライフを愉しもうと思えた。自己愛バンザイ!女でいる幸福を教えてくれた田辺先生のご冥福をお祈りし心から敬意を評したい。2019/06/30

とも

64
「言い寄る」「私的生活」に続く三部作とは知らずに読んじゃった。「言い寄る」は随分前に既読やけど「私的生活」は未読。まぁ、関連性はあるんかも知れへんけど、田辺聖子さんの本を読むんにそんな関連性やらなんやらを気にして読む必要はないやろと。 離婚し自由気ままに独身生活を謳歌する乃理子の人生訓溢れる話。 『男の革命は赤眼を吊って、しやかりきに。女は「ニヤリ」と笑って革命する。』うんうん、納得。2017/06/12

olive

38
乃里子シリーズの三作目。世間のしがらみとか生きづらさとか、ジメっとしそうな話をカラッと爽快に除湿させる乃里子が好き。女性が割を食っていると思ったらこの本を読めばいいよ。人間のプロの乃里子が救ってくれる。こうなりたいではなくこう楽しむが人間のプロの一歩かも♪2019/07/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/704987
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品