出版社内容情報
世界一の映画館「グリーン・ハウス」。日本一の仏料理店「ル・ポットフー」。港町・酒田で日本最高峰の知と食の財産を残した男の物語酒田、雄大な庄内平野の最上川河口に位置する街には、世界に誇れるものがあった。淀川長治や荻昌弘が羨んだという映画館(グリーン・ハウス)。そして開高健や丸谷才一、土門拳が愛したという料理店(ル・ポットフー)。なんとそれらは1人の男――佐藤久一がつくったものだった。酒田大火の火元となった映画館が彼の波乱に富んだ人生を象徴する。(講談社文庫)
プロローグ 酒田大火
第1章 グリーン・ハウス その1 1950?55年
若き映画館支配人・佐藤久一
「おしゃれをして行かないとね」
イベントの先進性
佐藤家と酒田の歴史
久一の生い立ち
第2章 グリーン・ハウス その2 1955?64年
久ちゃんとセールスマンとの丁々発止
淀川長治、荻昌弘らの応援
「世界一」の映画館
恋に落ちて
第3章 東京・日生劇場 1964?67年
「東洋一」の劇場
「あの方と食事がしたいの」
食堂課への左遷
再び、酒田へ
第4章 レストラン欅 1967?
岡田 芳郎[オカダ ヨシロウ]
著・文・その他
内容説明
酒田、雄大な庄内平野の最上川河口に位置する街には、世界に誇れるものがあった。淀川長治や荻昌弘が羨んだという映画館。そして開高健や丸谷才一、土門拳が愛したという料理店。なんとそれらは一人の男―佐藤久一がつくったものだった。酒田大火の火元となった映画館が彼の波乱に富んだ人生を象徴する。
目次
プロローグ 酒田大火
第1章 グリーンハウスその1 1950~55年
第2章 グリーンハウスその2 1955~64年
第3章 東京・日生劇場 1964~67年
第4章 レストラン欅 1967~73年
第5章 ル・ポットフー(清水屋) 1973~75年
第6章 ル・ポットフー(東急イン)その1 1975~83年
第7章 ル・ポットフー(東急イン)その2 1984~93年
第8章 ふたたび、レストラン欅 1993~97年
エピローグ 見果てぬ夢
著者等紹介
岡田芳郎[オカダヨシロウ]
1934年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。’56年、電通入社。コーポレート・アイデンティティ室長(局長)を経て、電通総研常任監査役を務め、’98年、退職。’70年の大阪万博では「笑いのパビリオン」を企画。’80年代は電通のCIビジネスで指導的役割を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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三上 直樹
Kazuko Ohta
nobuem
がっちゃん
深窓