出版社内容情報
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
内容説明
護送中の殺人犯が刑事を射殺して逃亡し、修道院に身を潜めた。同じ町で起きた、謎だらけの銀行たてこもり事件。現地に向かった夕里子と国友刑事だが、罠にはまった国友は婦女暴行犯として指名手配され、警察をクビになるはめに。そして夕里子に着せられた汚名はなんと「殺人犯」!三姉妹の絆が試される―。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。1976年に「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。「三姉妹探偵団」シリーズ、「四文字熟語」シリーズ他「三毛猫ホームズ」シリーズなど、多数の人気シリーズがある。長年のミステリー界への貢献に対して、2006年、第9回日本ミステリー文学大賞が贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
97
          
            修道院を舞台に事件が展開する。今回は、三姉妹の活躍というよりは、危機的状況が目立つ。 有里子が殺人犯として氏名手配に、恋人で警察官の国友も冤罪で指名手配に、おまけに国友の運転する自動車は、ブレーキが壊れていて、湖に転落するというような展開は想像もできない。  これでもか、これでもかと事件が起きるのが、三姉妹探偵団なのだろう。 最後の方の結末で、わからないことも多いのは、読者の想像にまかせるということなのだろう。 ひとつの作品の形式として確立させようとしているのだろうか。2010/04/08
          
        LUNE MER
16
          
            今回はいつものメンバーを陥れる悪党側がこぞって卑劣で、ラストの逆転劇の痛快さまでの読み応えはかなりの満足感。本作限りの登場となる栄子は許されない罪を負ってはいるものの、小説のキャラとしては魅力的で、再登場のないことが少し残念。そしてラスト1行のオチが結構好き。2023/05/16
          
        coco夏ko10角
9
          
            綾子と珠美があんまり活躍しなかったなぁ。伏見姉妹は面白くて好きだ。2013/06/25
          
        鍵ちゃん
6
          
            護送中の殺人犯が刑事を射殺して逃走し、修道院に身を潜めた。同じ街で起きた、謎だらけの銀行立てこもり事件。現地に向かった夕里子と国友刑事だが、罠にはまった国友は婦女暴行犯として指名手配され、警察をクビになるはめに。そして夕里子に着せれた汚名はなんと「殺人犯亅!三姉妹の絆が試される。もう、何でもこいだな。2020/08/03
          
        K
5
          
            『お主も悪よのう...』が似合うお話。ただ時代劇同様、相手にしたのが悪かった!!笑。私は絶対に三姉妹だけは敵に回したくない。笑。このシリーズ、いつも結末が急転直下すぎてジェットコースター。数ページでよくもここまで広がった謎を解決させたな...と。本格ミステリーとしてはクレーム物だけど、赤川ミステリーとしてはそれが持ち味なのね。まさにエンターテイメント!!2012/09/10
          
        


 
               
               
              


