出版社内容情報
作家対作家。響き合う言葉を紡いだ対談集。
アニー・エルノー、石田衣良、伊集院静、小川洋子、渡辺淳一。
小池真理子だからこそ聞き出せた貴重な言葉の数々。
恋愛とは、死とは、小説とは、を語り尽くす。
小池 真理子[コイケ マリコ]
著・文・その他
内容説明
作家対作家、書くことの苦しみと喜びを細胞レベルで分かち合える小説家たちを相手に、著者であればこそ聞き出せた貴重な言葉、そして「秘密」の数々。「人間はいつかは死にますが、そのことに打ち勝つ唯一の力が性愛ではないか」(アニー・エルノー)。当代を代表する作家たちとの響き合う言葉を紡いだ対談集。
目次
アニー・エルノー
石田衣良
伊集院静
小川洋子
篠田節子
高樹のぶ子
唯川恵
吉田修一
渡辺淳一
著者等紹介
小池真理子[コイケマリコ]
1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。’89年『妻の女友達』(集英社文庫)で第42回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。’96年『恋』(ハヤカワ文庫・新潮文庫)で第114回直木賞受賞。’98年『欲望』(新潮文庫)で第5回島清恋愛文学賞受賞。2006年『虹の彼方』(集英社文庫)で第19回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
泉を乱す
7
アニーエルノー×小池真理子という帯を見ただけで即購入した本。大人になって(つまり精神的にはともかく30年生きてきた辺りで)好きになった2人の作家が、アニーエルノーと小池真理子だったので。とても大切な対談集。2022/12/18
色々甚平
7
こういう作家同士の対談集を他にも読みたくなる。ホストとゲストを決めて話すため、互いの関係性によって場の空気が変わるのがよくわかるのも面白い。性欲や愛がテーマになっているので小川洋子作品は性描写がないという話も言われてみればと対談相手とある意味で比べることで見える部分もあった。そして、作家であるからこそ見える小説の読み方も面白い。一人一人に対して短く濃い内容になっているので、気になる作家が一人でもいれば読んでみると面白い発見があると思う。結構あけすけに物を言ってる所もあるので笑って読める。2020/06/07
ぽっちゃりにゃんこ
2
小池真理子さんと9人の作家の対談集。作家だからこその視点。なんだか、とっても興味深くよみました,私は、短編はあまり好きじゃなかったのですが、ちょっと、今までと違った気持ちで読み進められそうです。2015/07/08
あざすたしあ
2
小説を書きたい人、特に恋愛小説を・・・なんて人に特にお勧めしたい1冊。伊集院静さんが奥さんと再婚したときの約束、とか、小池&藤田夫妻の私生活?みたいな野次馬的目線でも楽しめる1冊。対談といっても、小池さんがきき手で相手がゲストって感じじゃなくて、ある程度対等に、ボリューム的にも五分五分な感じで話してるのが読み応え有る。2010/01/14
おおやなぎまさひこ
2
なんらかの創作活動をしている人たちはこの本の読了後、いい意味ですごく刺激されるんじゃなかろうか。「創作の秘密」を垣間見ると、意気消沈して書く気が失せてしまう本もあると思うが、これは逆。きっと書きたい人に力を与える1冊。2009/12/28
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