内容説明
39歳、働き盛りの銀行員としてNY駐在中に大腸がんを発症した著者。肝臓や肺への転移を繰り返し、6回の手術に加え、心臓バイパス手術も受ける。すべてを乗り越え、「奇跡の患者」として64歳を迎えられた理由とは。16年の闘病記に、その後の心臓疾患、がん患者たちとの交流や、日本の対がん活動などについて加筆。
目次
第1章 発病・ニューヨーク
第2章 肝転移・再手術
第3章 三度の肺手術
第4章 プロ患者として
第5章 「がん友」との交流
第6章 新たな病との闘い
第7章 対がん活動
巻末座談会二〇〇一年版再収録 なぜ治療は成功したのか 主治医座談会
著者等紹介
関原健夫[セキハラタケオ]
1945年、中国・北京生まれ。京都大学法学部卒業。’69年、日本興業銀行入行。取締役総合企画部長、みずほ信託銀行副社長、日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社社長を務め、2008年6月、長らくつとめた金融の仕事から離れる。現在、財団法人日本対がん協会常務理事。’09年、中央社会保険医療協議会(中医協)委員に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kousuke
7
年明けに大好きだったおばあちゃんががんで亡くなったのと 俳優の今井雅之さんが闘病中なのをみて いつか自分や身の回りに訪れるときに備えて もう少しガンの事を知ろうと思い借りました 読んで印象に残ったのが、ガンになったとしても 自暴自棄になっていきなり世の中から離れるのではなく 可能な限り社会生活を継続すること 具体的にはつまり自分に課せられた仕事を 精一杯やることが何よりも大事と作者がおっしゃていました。 また、いつどうなるかわからないからこそ 今を一生懸命生きることの大切さを改めて知れてよかったです。2015/05/18