内容説明
「そうだ戦争行こう!」建設会社のサラリーマンを辞め、気鋭の軍事ジャーナリストになった加藤健二郎が贈るキケンで楽しい転職講座。「北朝鮮にはじめて密入国?その方法は」「チェチェンの反政府ゲリラに気に入られ、バスジャックに同行取材」など、紛争・危険地帯に行かないとわからない戦場の真実は―。
目次
1 プロローグ―戦争とは究極の道楽である
2 戦地突入―まず戦場に辿り着くこと
3 開戦前夜―戦場に行く前の準備
4 サバイバル―戦場で生き抜くために
5 逃走・脱出―生きるための逃げ方
6 売り込み―戦場取材で稼ぐ方法
7 エピローグ―戦争屋という名の職業
著者等紹介
加藤健二郎[カトウケンジロウ]
1961年1月生まれ。早稲田大学理工学部卒。東亜建設工業勤務を経て、’88年から海外に飛び出す。フランス外人部隊を志願するが不採用とされ、戦場ジャーナリストの道を選ぶ。中米、アフリカ南部、中近東、旧ユーゴスラビア地域、チェチェンなど、戦場突入回数76回、戦闘に遭遇すること25回、戦場での負傷3回、スパイ容疑で逮捕されること3回、1泊以上の身柄拘束8回、国外退去処分3回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomosaku
4
読み方によっては著者の自慢話にも見えそれが鼻に付くところが無くもないが、銃弾と死体の渦巻く戦場を、ある意味純粋に「楽しみ、生き渡ってきた」リアルがある。なんて書くと「不謹慎な!」と言われるかもだが、そう叫ぶだけで現実は変わらないので、そんな声を予想しつつも書ききった事に敬意を表したい。重苦しい戦場だの政治的な混迷さだのはたいして描かれず、ただそこにある戦場がシンプルに描かれる。自分の死の確率を上げる気はないので縁が無ければ戦場に行くつもりはないが、それでも「ちょっと、覗いてみたいかも」と思えたのは面白い。2011/09/06
くるみもちお
4
日本ではモテなかった男が、急に海外でモテちゃうとこんな風になっちゃうんだろなって典型。全体に漂う「俺様スゴイ」に辟易、の割によくある旅行エッセイもどきより薄い内容だし。2010/01/21
midnightbluesky
4
“現実には周辺の環境に流されまくって、何となく結果的に続いてしまっただけである。”2009/12/21
kiji
2
★3。戦場ジャーナリストorカメラマンにもいろいろな人がいて、考え方もいろいろですね。この著者さんは特定の正義感があるわけでもなく、かといって不真面目でもなく、自分の興味の赴くまま戦場へ出かけて行きます。真似したいとは思いませんが、興味深い生き方だと思いました2013/11/19
K
2
戦場の楽しみ方。全ての結果に対して責任を持てるならこういう生き方もありかと。2011/02/05