内容説明
何者かに競売会場から奪われた指輪。ある事件とともに姿を消したヘイリーと彼女の意外な素性。次々と悲劇に見舞われる関係者。幾多の謎に巻き込まれながら事件の真相を求めるハーディングは、14世紀の伝説へと辿りつく…。史実を背景に名手ゴダードが精緻に築き上げた、スケール感溢れる傑作ミステリー。
著者等紹介
ゴダード,ロバート[ゴダード,ロバート][Goddard,Robert]
1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、以後、現在と過去の謎を巧みに織りまぜ、心に響く愛と裏切りの物語を次々と世に問うベストセラー作家に
北田絵里子[キタダエリコ]
1969年生まれ。関西学院大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yスキー
10
ぐいぐいぐいーーーっと引き込まれましたが、過去と今の繋がりはちょっと無理があったように感じた。しかし、わはりかなり面白かった。感想書くたびに思うのですが、おれ、語彙力なさすぎ!!2010/06/23
hideboo
4
上巻ではらしくなさを若干感じたものの、14世紀の伝説めいた話を持ってくるところは、やはりという印象を受けました。でも、ハーディングとキャロルとの関係とか、ラストで展開する犯人の行動は軽すぎたのでは?しかも、前半で引っ張った指輪はどうでもええんかいっ!って感じでした。次回作は、かつてのパワーを発揮してもらいいたいです。2010/06/22
wang
2
二転三転する状況に翻弄される主人公。その都度敵味方が入れ替わり、別の謎を追跡することになる。最終的にはもはや最初の目的から遠く離れた事件を追跡していることになり、予測もしなかった結論へと導く。ゴダード流の各種トラップで行き止まりになり簡単に謎の確信にたどりつけずに右往左往する主人公たちや、正義なのか悪なのか判然としない結末など印象的。だけど、結局主人公が何もないことに執着した意味がわからないし、指輪の盗難に何の意味もないとか、重要人物の殺害者が端役とかガッカリ要素も多い。2013/04/20
yaguma
2
コーンウォールに行きたい!!!2010/01/24
よーこちん
2
ストーリー自体は面白いけど、もっと歴史的で指輪にまつわる深い話かと思ったのに。ちょっと方々に話が散り過ぎたような。2時間サスペンス以上ミステリー映画以下。ちょっと残念。2009/11/15