内容説明
見た目の華やかさで人気を博した元首相、アダム・ラングのゴーストライターとなった私は、孤島に滞在中の彼から聞き取り取材を始めた。だが捗らない原稿に悩まされるうちに、執筆途中で水死体となって発見された前任者の死因に疑問を持つようになる。実際に英国首相と昵懇だった著者が描く謀略スリラー。
著者等紹介
ハリス,ロバート[ハリス,ロバート][Harris,Robert]
ケンブリッジ大学卒。放送記者、コラムニストとして活躍後、文筆活動に入る
熊谷千寿[クマガイチトシ]
1968年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Porco
18
映画は見たことがありません。前英首相の回顧録のゴーストライターを務めることになった主人公が、隠された真実に近づいていく話。派手なシーンも時々入っていて、なかなか。2023/07/25
mejiro
10
『ファーザーランド』の著者だよね?とおもわず確認してしまうほど、文章が違ってみえたのは訳のせいか。あるいは「わたし」にいまひとつ共感できなかったからか。中盤まであまり動きがなく中弛み気味だったが、前任者の死の謎を調べ始めてからは勢いがあった。結末が印象に残る。政治の世界は非情だ…。2019/07/25
Richard Thornburg
5
感想:★ 特に盛り上がることもなく、結局はこれと言った驚きもないまま(結末は途中で見えていた)話はおしまい。 久しぶりにハズレを引きました(笑) とにかく冗長な文章で、読んでいてつまらなかったです。 読み終えてから知りましたが、これって映画化されてたようですが、映画もそうだったのかな? 2012/09/16
きゆすやいかさ
4
本書に出てくる元英国首相アダム・ラングのモデルは、果たしてトニー・ブレアなのか?本書みたいなのはポリティカルスリラーに分類されると思われる。Good!2022/11/30
しゃお
4
最後の一ひねり部分は、途中でそうじゃないのかなと推測できてしまいましたが、英前首相の回顧録のゴーストライターとして携わる事になった主人公が、前任者の死、前首相がもつ魅力とその周りにいる女性陣の強さなどをじっくりと描いていながら徐々に緊張感が高まっていく様子が楽しめました。 それにしてもGoogleは活用され過ぎだ。そんなに簡単に手掛かりが手に入るものなのかどうかは疑問だけれど、そこはエンタメとして気にしないでおこう(笑)。2012/04/01