内容説明
勝つぞ、絶対に勝つぞ。勝って、あいつはダービーに出るんだ。優等生のユウ、悪ガキのナオト、そして落ちこぼれのコージ。三人が憧れつづけてきた馬が今日、走る。ひなびた競馬場から中央デビューを果たすべく、メインレースに挑む。伝説の名馬の子に託した子供たちの夢を描く表題作ほか、全三編を収録。
著者等紹介
阿部夏丸[アベナツマル]
1960年愛知県豊田市生まれ。’95年に書下ろし『泣けない魚たち』でデビューし、第11回坪田譲治文学賞、第6回椋鳩十児童文学賞をダブル受賞。『オタマジャクシのうんどうかい』で第14回ひろすけ童話賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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潟山男
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ラストをあっけないと思うか、想像を膨らませる終わり方と思うか・・・。個人的にはもっと3人やその周囲の大人のその後、が知りたい。 表題作のほか、残りの二編も素敵な作品。『たにし』にはじ~んときた。2015/03/08
Rumy
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子供達が純粋でキラキラしています。 私も地方の田舎育ちだから、バカな遊びやちょっとした冒険や、いろんな家庭環境の友達との友情に共感。 そして現在競馬好きなので、実在の騎手や馬の名前が出てくるストーリーは楽しめました。 3人の友情がこの先大人になっても続くといいなぁ。2019/10/19