出版社内容情報
判型:A6判
頁数:352p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー
戦時、彼女の笑顔が全ての人の心を照らした
ハワイの大富豪に嫁ぎ三人の子供に恵まれたキクエさんを日米開戦が襲う。苦難続きの戦中戦後を愛と微笑みで生き抜き人々に勇気を与えた日系人母、感動の記録。
内容説明
真珠湾攻撃によって、ハワイ日系人家族の幸福な日々は覆った。貿易会社を営むシゲキ・フジモトは収容所へ送られ、私財は接収、妻キクエは二人の男児を抱え妊娠中の身。しかし数々の苦難を、キクエは持ち前の笑顔で乗り切り三兄弟を育て上げる。母の偉大さ、家族の絆を描く、愛と涙と感動のドキュメント。
目次
第1部 日曜日の朝、突然に(青天の霹靂;厳冬の祖国;サムライの末裔 ほか)
第2部 忍びて春を待て(三男誕生;恐怖の海;ホノウリウリ収容所 ほか)
第3部 黄金の微笑(星は流れて;大津波;がんばり屋三兄弟 ほか)
著者等紹介
毛利恒之[モウリツネユキ]
作家。1933年福岡県生まれ。熊本大学法文学部卒。NHKライターを経て、フリー。1964年、脚本『十八年目の召集』で第1回久保田万太郎賞を受賞。ドラマ、ドキュメンタリー、小説など、戦争と戦後問題をテーマとする作品が多い。小説『月光の夏』(講談社文庫)は自らの企画、脚本で映画化し、映画(神山征二郎監督・仕事、1993年公開)は210万人以上を動員するヒット作となった。オーディオドラマ『ヒロシマの黒い十字架』(中国放送)は2000年度文化庁芸術祭大賞ほかを受賞。2003年から『ピアノソナタ「月光」による朗読劇/月光の夏』(劇団東演)が続いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ちえちゃん
kayoshi