講談社文庫<br> クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識

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講談社文庫
クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識

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  • サイズ 文庫判/ページ数 578p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062760775
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

戯言遣いと殺人鬼の邂逅――「戯言シリーズ」
屈指の人気作!

人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、5月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。そいつは刃物のような意志であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないし――戯言シリーズ第2弾

第一章 斑裂きの鏡(紫の鏡)
第二章 遊夜の宴(友夜の縁)
第三章 察人期(殺人鬼)
第四章 赤い暴力(破戒応力)
第五章 酷薄(黒白)
第六章 異常終了(以上、終了)
第七章 死に沈む(シニシズム)
第八章 審理(心裡)
終 章 終われない世界


西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他

内容説明

人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、五月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。そいつは刃物のような意志であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないし―戯言シリーズ第二弾。

著者等紹介

西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

394
コレは面白かった。膨れた自意識や剥き出しの残酷さ、そういったモラトリアムの痛々しさをかなりデフォルメして小説にしてみた感じ。登場人物間で繰り広げられる問答のような会話などから、大沢在昌の『心では重すぎる』を連想した。表紙のイラストからはかけ離れた重さがある。文体の端々には前作以上に森博嗣の影響が感じられ、もっと言ってしまえば、改行が増えたので、厚さは感じさせない。キャラ配置なんかにも森博嗣臭はたしかに漂っており、模倣というよりは、成功例をテクニックとして忠実に取り入れているのだろうなという強かさを感じる。2017/05/28

nobby

128
これは何だか疲れた…孤島でのクビキリに続いては京都でのキャンパスライフ上でのクビシメ。物語の序盤でされる連続殺人鬼との邂逅が、殺人の意味やら許容など繋がるのは上手い。ただ、センチメンタリズムに陥らずペシミストでもロマンチストでもなく間違ったトリビアリストとして虚言繰り返すのは何ともクドい…その割にガンガン読めるのが不思議(笑)いつのまにかの連続殺人は解明も含めて地味そのものなのが余計に悲しい…殺したって世界は何も動かないよと追い詰める怖さ…何より鈍感で空気読めず「友達じゃない」と突き放す欠陥製品に疲れた…2020/12/27

まりも

104
再読。戯言シリーズ第二弾。ナイフ使いの殺人鬼・零崎人識が登場する話。いやはや、何回も読んでるから今更なんだけど、いーちゃんって語り部としては最悪なくらい性悪で最低な人物ですね。爽快感もヘッタクレも無い、ゾクッとくる読後感はこの作品だけやで。いーちゃんのぶっ壊れ具合は言うまでも無いけど、今回メインとなった同級生たちの歪で歪んだ関係性がまた良い具合に効いてますわ。零崎人識との会話劇も非常に良かったし、キャラ一人一人がとんでもなく個性的なので、読んでて退屈しないからこの作品好きなんだよね。次巻も読み返そう。2016/09/04

ゼロ

92
戯言シリーズの2作目。前作は天才が集まる孤島での殺人事件であったが、今回は京都の大学で起こる身近な殺人事件。おそらく勢いで書いているのか、雑な箇所はある。ただ勢いで書いてるからこその、終盤の解決編の衝撃は大きい。前作で気味悪いと言われた理由が、本作を読めば分かる。また零先人識が登場した理由が分からないので、水増しなのか。この頃は普通の大学生で、普通のミステリーをしていた。たぶんシリーズを通して、戯言シリーズとは何か?の回答は、本作にある。「甘えるな」2023/02/03

セウテス

81
戯言シリーズ第2弾。前作孤島での首切り殺人から、京都へ戻り2週間位経った頃の物語。語り部の僕は、連続殺人犯零崎人識と出逢い、あ互いが似ている事を認識し普通に会話を交わす様になる。同時に僕の大学のクラスメイトが絞殺され、またしても殺人事件に関わってしまう。やはり読むのに時間がかかる、多分心理説明に頭の中でYES、NOをしているからだろう。私の10代や20代で、こんな精神論を考える暇は全く無かった事がありがたく思える。絞殺のトリックそのものは巧く出来ているのに、ミステリとしては結果に問題が在ると思え残念です。2019/09/26

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