出版社内容情報
新伝綺 歴史的傑作――!
“根源の渦を目指す孤高の魔術師・荒耶宗蓮(あらやそうれん)が張り巡らした、死そのものを体現化する太極の結界。あらゆるモノの死を視ることのできる両儀式(りょうぎしき)の“直死の魔眼”は、この絶無の結界を打ち破れるのか――!? もはや伝説となった同人小説から出発し、“新伝綺”ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作――。解説・菊地秀行
奈須 きのこ[ナス キノコ]
著・文・その他
内容説明
“根源の渦”を目指す孤高の魔術師・荒耶宗蓮が張り巡らした、死そのものを体現化する太極の結界。あらゆるモノの死を視ることのできる両儀式の“直死の魔眼”は、この絶無の結界を打ち破れるのか―!?もはや伝説となった同人小説から出発し、“新伝綺”ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作―。
著者等紹介
奈須きのこ[ナスキノコ]
1973年生まれ。シナリオライター、小説家。ゲームメーカーTYPE‐MOON所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けい
58
魔術師同士の戦い、巴と式の不思議な心の通じ合いが主体となる中巻。式と荒耶宗蓮との戦い、そして宗蓮と蒼崎燈子との魔術師同士の戦いと二人の考え方の違い。アクションてんこ盛りの戦闘シーンと観念的な会話を繰り返す魔術師同士の会話。世界観に慣れてくると、登場人物それぞれの孤高が心地よくなる。下巻ではどういった展開となるのか。2014/06/13
いおむ
47
とても面白い。好き嫌いもでる書き方、こだわりも個人的には嫉妬する程の作品です。2015/11/22
黒猫
29
橙子VSアラヤのシーンはグロかった・・・。あれをどう映像で表現しているのか、早くアニメで確認したいです。にしても、式、かっこいいよ式!10階から敵目掛けてジャンプて・・・、すごすぎでしょ!!式のさらなる活躍と、諸々の謎が明かされることを期待して、下巻に突入!!2011/12/29
ダージリン
28
魔術師同士の戦いのシーンまで読んで、前回はそこで挫折したのでした。そこからの急展開!読めて良かったです。重厚なクライマックス以外にも、ほのかな恋愛が式を可愛らしくみせ、ヒロインのような位置づけ(笑)の幹也も男の子らしくみせるのでした。関係ないけど、幹也と巴がはち合わせしたら~と心配しましたが、友情につながりましたね(笑)。2012/01/08
もち
22
「境界の上で綱渡りだ。心がガランドウにもなるさ」◆殺したはずの家族が、生命を刻み続ける双塔のマンション。異常を孕んだ究極の結界に、魔術師と魔眼が挑む。――少年は何を成し得たか。青年は何を救うのか。絶望を謳う坊主との、最初にして最終決戦。■ミステリ味に満ちたトリックがここぞと炸裂するも、それすらアクセントに過ぎないことが驚き。ひり付く命のやり取りで読ませる。中盤にしてこの盛り上がりとは何事か。やっぱり私たちは、戦う物語が好きなのだ。2017/09/19