講談社文庫<br> あしたはアルプスを歩こう

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講談社文庫
あしたはアルプスを歩こう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 154p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062757829
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

登山経験ゼロの作家が、3000メートルの岩山に登った。私は今、こんなに空の近くにいる! 感動を呼んだトレッキング紀行。歩くことは書くことと似ている。
登山経験ゼロで挑んだトレッキング紀行

なんかへんだ。雪が積もりすぎているのである。視界は白く染まり、風に飛ばされそうになりながら、標高2320メートルの小屋に駆けこんだ。――トレッキングをピクニックと取り違え、いつもの旅のつもりでイタリア・アルプスの雪山に挑んでしまった作家が見たものは? 自然への深い感動を呼ぶ傑作紀行。

はじめに─イタリアの記憶
第1章 出会い─コルティナ
第2章 岩の宇宙─トレ・チーメ
第3章 大滝のある渓谷─フェラータへの挑戦
第4章 羊飼いたちの村─アグリツーリズモ
第5章 十字架のある頂上─サッソ・ディ・ストリア
第6章 ドロミテの女王─マルモラーダ
第7章 さようならドロミテ
おわりに─ありがとうをいくつか
文庫版あとがき


角田 光代[カクタ ミツヨ]
著・文・その他

内容説明

なんかへんだ。雪が積もりすぎているのである。視界は白く染まり、風に飛ばされそうになりながら、標高二三二〇メートルの小屋に駆けこんだ。―トレッキングをピクニックと取り違え、いつもの旅のつもりでイタリア・アルプスの雪山に挑んでしまった作家が見たものは?自然への深い感動を呼ぶ傑作紀行。

目次

はじめに―イタリアの記憶
第1章 出会い―コルティナ
第2章 岩の宇宙―トレ・チーメ
第3章 大滝のある渓谷―フェラータへの挑戦
第4章 羊飼いたちの村―アグリツーリズモ
第5章 十字架のある頂上―サッソ・ディ・ストリア
第6章 ドロミテの女王―マルモラーダ
第7章 さようならドロミテ
おわりに―ありがとうをいくつか

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で’99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、’03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞、’06年「ロック母」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

430
正直なところ、カヴァーはあまり購買意欲をそそらないのだけれど(描いた人、ごめんなさい)、この人の紀行ではこれまでに読んだ中で一番よかった。出発前こそお気楽の極みだったが、実際にドロミテに着いてからは、紀行の筆致にも緊張感と抑制された感動があり、山の持つ崇高さや尊厳と、また共に歩いた(登った)人たちとの交流が心を込めて語られる。そうだ。この「心を込めて」というのが、他の紀行には感じられない、この本だけが持っている大切な要素なのである。もっとも、連日ワインを大飲し、食後にはグラッパを痛飲するのであるが。2019/09/12

ぶち

117
トレッキングをピクニックと取り違えていた節がある角田さんが雪のドロミテ(イタリア・アルプス)を歩いた旅行記です。歩いているうちに次々と驚きと新たな発見をしていきます。イタリア人ガイドのマリオさんの言葉、「山に登っていると、頭の中が空っぽになる。禅を組んでいると、自分自身が空っぽになる。山と禅はよく似てるんです」が、読んでいて沁みてきます。この本は、単なる山行記ではなく、山、神、自然について書かれた紀行エッセイです。本は160ページと薄いですが、内容は厚いです。三浦しをんさんの解説も良かったです。2021/06/23

ホークス

49
著者はイタリアとオーストリア国境に位置するドロミテ・アルプスで、数日間の登山を体験する。海外旅行好きとは言え登山未経験者にとって、11月の3000メートル級の山は過酷で、強い印象を残す旅となった。特に日本で仏教を学んだガイドのマリオ氏がポイントである。彼から「生身の人間として、自分の目で見る事」の大切さを著者は感じ取り、言葉にし続ける事で世界を獲得していこうと考える。精神の自由に近づく道をそこに見た様である。もちろん言葉にする以外の道もある。短かくて軽く読める本だが深い意味が感じられた。解説は三浦しをん2018/04/22

りずみぃ

37
「美味しい」「綺麗」に逃げないで、言葉と戦っているのが作家による旅行記らしく素晴らしい。料理も風景も旅の友の言葉も、全て自分の中に取り込んで消化してから文章にしている。彼女のフィルターを通して感じるイタリアトレッキング旅行。山頂に立って自分が何を感じるか試してみたくなる一冊。2017/12/17

ichi

31
【図書館本】登山経験の全くない角田さんがテレビの番組でイタリアの山へトレッキングした時のエッセイでした。予定外に雪が降り、雪山登山となってしまったのにはビックリ!でした。2015/08/02

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