内容説明
20世紀初頭、殺人を犯してアイルランドの実家を飛び出したモリーは、かくまってくれたキャスリーンの子供たちを、肺病の彼女に代わって夫の待つニューヨークに連れていくことに。しかし、船のなかでモリーの嘘を嗅ぎ付けて脅してきた男が入国目前のエリス島で殺されて…。アガサ賞最優秀長篇賞を受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
28
20世紀初頭のNYCに、リバプールの港から船倉に詰め込まれて、移民としてやってきたモリー。その行く先々に起こるトラブルがハンパない。一つ間違えばハドソン川に身投げしなけりゃいけなくなるようなジェットコースターストーリーでした。2016/10/23
たまきら
27
アレックス・クーパーシリーズなどでマンハッタンの小ネタを大量に仕入れて楽しんでいるのですが、読み友さんから教えてもらって好きな作家がイギリスだけでなくアイルランド移民あふれる20世紀初頭のマンハッタンの話を書いていると知り、さっそく読んでみました。いやはや、楽しい!今後どうなっていくのか楽しみな出だしなんですが、二作しか翻訳されてない模様。ずるして作者のサイトで先読みし、購入について考えてます。まずは2巻を読もう、うん。2020/07/07
ごへいもち
19
読友さんご紹介。ヒロインはがんばりやで無謀で強運の持ち主。楽しかった。シリーズ物なので続きを読みたい。表紙のイメージはこの楽しさを伝えていない2013/07/25
紅はこべ
7
最近女性が虐待されたりする重苦しい作品が多かったので、男の暴力をはねのけるヴァイタリティ溢れるヒロインの話は爽快だった。口は災いと言うより、彼女の存在自体災いを招いている気がするが。最後の方でモリーがメイドになるが、『ダウントン・アビー』のメイドより新大陸のお屋敷のメイドの方が酷使されてるね。歴史の差か。当時からアメリカは移民に厳しかったんだ。今の保守派に始まった事じゃない。2014/11/28
pettyori1
6
今読み進めている貧乏お嬢様シリーズの作者の初期作品。 正当防衛で人を殺してしまったアイルランド女性がニューヨークへ逃亡する話。20世紀始めの女性の立場とか、身分差別などの事情で主人公はひたすら追い詰められますが、バイタリティと行動力で乗り越えていきます。すごく面白かったですし、シリーズが17作くらい出ているようなのですが、残念ながら邦訳されているのは2作のみのようです。2023/05/09




