出版社内容情報
必死でなければ生きられない
これが「現実(リアル)」なのか!?
2017年。聖都市《NO.6》を追われた16歳の紫苑がはじめて目にする外の世界、そして現実。ぼくは今までいったい何を知っていたんだろう? 何を見ていたんだろう? ネズミと暮らし始め、懸命に生きようとするが、「おれとNO.6、どちらを選ぶ?」と問われた紫苑は……。加速する運命が2人を襲う!
1 生と死と
2 神々の場所
3 魔と聖
4 冥府の天使
5 密やかな危機
単行本あとがき
文庫のためのあとがき
あさの あつこ[アサノ アツコ]
著・文・その他
内容説明
2017年。聖都市「NO.6」を追われた16歳の紫苑がはじめて目にする外の世界、そして現実。ぼくは今までいったい何を知っていたんだろう?何を見ていたんだろう?ネズミと暮らし始め、懸命に生きようとするが、「おれとNO.6、どちらを選ぶ?」と問われた紫苑は…。加速する運命が二人を襲う。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
111
#1のめまぐるしさに比べると物語的には承けとして停滞した#2だが、その間に様々な情報が提示され最後に事件勃発。読ませるねぇ。#3に移らずにはおれない。【216ページ/71'33"】2011/08/29
sk4
96
西ブロックでの紫苑とネズミのアウトロー生活が始まり、力河やイヌカシなどの新キャラが登場。一方No.6内部では、親友の沙布が中央の毒牙にかかる。 『腐』の香りは相変わらず消えないまま、次巻へgo!2012/12/10
純
92
紫苑が西ブロックの生活に少しずつ慣れていく。でも、いまいち物語の方向性が分からない…。3巻以降も読んでいきたい。2015/12/28
ユザキ部長
91
極端な話、理想を誇張したら現実はNo.6になる。それでも天然君は情熱を持って対峙する。約束された身分と仕切られた階級。最新設備の揃った世界の中でも彼は違った。 知的レベルから厚遇された生活。それでも知より情を。設計された将来より己の意思で掴みとる未来を優先させる。さてネズミはどう動いていくのか?寄生バチの件。母と彼女と。ちょっと気になりだした。2018/07/04
やも
80
面白い‼️壁に囲まれて優雅な暮らしを営むNo.6と、ごみ溜めのように暮らす壁外の暮らし。主人公の紫苑とネズミはいまだ壁外のまま。ネズミはNo.6になにか復讐を考えているらしい。No.6内では紫苑の母をはじめ、紫苑を想ってくれている人がいる。紫苑はこれならどう動くのか…。ふむ、まだまだ謎だらけ。そもそもNo.6ってなんなん?なんで6?治安局は何を排除したがってるの?ネズミの過去は?そこかしこに約束のネバーランド感を感じる☝️そんで、紫苑とネズミに若干のBL味を感じてしまった私は変かしら🤣?次巻へ🏃2024/03/16