出版社内容情報
豊臣家の猛臣・福島正則と徳川方の女忍者・小たま
野望と愛 戦国の世に生きた男と女の息詰まるドラマを描く 池波正太郎の傑作長編
豊臣家の猛将・福島正則の前に現れた徳川方の女忍者・小たまは、正則を籠絡し、巧みに城内に入り込んだ。探索をはじめた小たまは、武辺一方の正則を次第に愛しく想うようになる。豊臣秀吉亡き後、諸大名は自らの野望を抱き覇権をめぐる戦いは必至。ついには関ヶ原での天下を分ける決戦へと向かうのだった。
女の肌身
朝 靄
足袋師の娘
風 雲
甲賀・伴忍び
争 乱
石田屋敷
弥五兵衛と権左
岩根小五郎
煮つまった事
三成帰国
清正と正則
清洲の夏
慶長五年
戦さ忍び
その前夜
池波 正太郎[イケナミ ショウタロウ]
著・文・その他