講談社文庫<br> 「絵解き」雑兵足軽たちの戦い―歴史・時代小説ファン必携

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講談社文庫
「絵解き」雑兵足軽たちの戦い―歴史・時代小説ファン必携

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062755603
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0193

出版社内容情報

イラストでわかる戦国合戦の主役・雑兵足軽(ぞうひょうあしがる)の活躍!

戦国時代の合戦で活躍した雑兵足軽たち。勝敗を決する部隊の主役でありながら、武将の陰で注目されてこなかった彼らの戦いの実像を、正確な考証とリアルなイラストで再現。足軽のルーツ、合戦への動員のされ方、給料の額、集団戦法と武器の使用法など満載の、ビジュアル歴史読みもの第2弾!〈文庫書下ろし〉


雑兵足軽像の実際
下級兵士の発生
源平から鎌倉へ
弓兵となる雑兵
対モンゴル戦と倭寇
南北朝と武装民(悪党と野伏)
雑兵弓の威力
雑兵の新兵器
応仁の乱と足軽
村々の雑兵
下剋上の先兵たち
一領具足──兵農未分離の人々
『雑兵物語』の世界
長柄槍
陣中の心得(1)食
陣中の心得(2)排泄
陣中の心得(3)医療
陣中の心得(4)博打
陣中の心得(5)盗み
陣中の心得(6)略奪
陣中の心得(7)女と商売人
鉄砲足軽・弓足軽
旗差・戦陣に備える兵
江戸期以後の足軽


東郷 隆[トウゴウ リュウ]
著・文・その他

上田 信[ウエダ シン]
著・文・その他

内容説明

戦国時代の合戦で活躍した雑兵足軽たち。勝敗を決する部隊の主役でありながら、武将の陰で注目されてこなかった彼らの戦いの実像を、正確な考証とリアルなイラストで再現。足軽のルーツ、合戦への動員のされ方、給料の額、集団戦法と武器の使用法など満載の、ビジュアル歴史読みもの第2弾。

目次

雑兵足軽像の実際
下級兵士の発生
源平から鎌倉へ
弓兵となる雑兵
対モンゴル戦と倭寇
南北朝と武装民(悪党と野伏)
雑兵弓の威力
雑兵の新兵器
応仁の乱と足軽
村々の雑兵〔ほか〕

著者等紹介

東郷隆[トウゴウリュウ]
1951年横浜市に生まれる。国学院大学経済学部卒業。同大学博物館学研究助手、編集者をへて、作家活動に入る。1990年、『人造記』を発表、注目を集める。1994年、『大砲松』により吉川英治文学新人賞、2004年、『狙うて候銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞を受賞

上田信[ウエダシン]
1949年青森県に生まれる。小松崎茂氏に師事し、MGC社宣伝部に勤務後イラストレーターとして独立。武器・戦闘シーンの緻密な描写には定評がある。海外でも有名な、プラモデルなどのボックスアーティスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shiozy

15
拙者は、刀は持てども馬を持たず。戦国の兵隊の位でいえば、「雑兵足軽」のたぐいである。馬に乗ってこその武士なのだが、戦も集団戦が主流となると、「雑兵足軽」の組織戦が勝敗を決めるようになる。その意味では、大きな戦術的価値があるのである。かの、宮本武蔵も「雑兵足軽」なのである。拙者は宮本武蔵を目指そう。2014/11/20

YONDA

9
足軽の歴史については勉強になるが、もう少し深く掘り下げたものを期待していた。時折入る絵がシュールで面白い。2014/11/05

金目

7
平安時代に遡る日本の雑兵足軽の歴史を年代順に解説する一冊。最終的に「旧日本陸軍も足軽もあんまり変わりない(装備や運用が)」ってオチはウィットが効いてる。陣中心得の排泄や医療、盗み、弓や槍の運用なんかが勉強になった。木曾義仲の時代から戦国時代まで、食い詰め者が戦に行って略奪してくるのは同じらしい。子供に飯食わせてやるために戦に連れてくる事がしばしばあったから禁止されたって話が何とも切ない。出稼ぎ感覚で戦に参加してた時代があったんだなぁ2020/01/02

及川まゆみ

5
毎度お馴染み東郷&上田コンビ(笑)。絵はカッコ良くないですけど、実際こんなもんだろうと思わしてくれる説得力アリアリの劇画調。ただし本当に読ませる気あんのか?と問いたくなるくらいやる気のない挿し絵の配置。よくもまぁ著者二人の勢いをここまで削がせる作りにしたもんだ。この内容に愛情感じている編集者がいなかったんじゃないのかと哀れになってくるほど粗い。これ文庫本書き下ろしなんですね。なんかもったいないくらいの中身です。2012/07/06

TALOS

4
今後ふっと戦国時代にタイムスリップしないとも限らないので念のため読みました。平安時代後期からさらっとですが、明治時代あたりまでの雑兵と呼ばれる人たちの戦い方や暮らしぶりがありありと書かれていてとても役に立つ内容でした。漠然と下っ端戦闘員のイメージしかなかった足軽がどこの馬の骨とも知らない輩から組織だった常備軍の構成員に変貌していく過程は合理的な進化を感じました。2020/02/27

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