講談社文庫
ナイトフォール〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 459p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062755153
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

不屈の意志と反骨魂を発揮しつつ、事故の瞬間をビデオに収めたであろう男女を追うコーリー。だが、なぜかFBIもCIAも上層部は完璧な証拠湮滅を図っており、捜査規則を逸脱した彼は、さらに中東への配転を命じられる。正に歴史的結末まで千ページを一気読み必至!暗転する大国アメリカの闇を描く大傑作。

著者等紹介

デミル,ネルソン[デミル,ネルソン][DeMille,Nelson]
1943年ニューヨーク生まれ。1985年ヴェトナム戦争をテーマにした軍事法廷小説『誓約』で注目を浴びる。その後『ゴールド・コースト』『将軍の娘』『プラムアイランド』など話題作を連発、いまやアメリカを代表する国民作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたなべよしお

20
 うーん、ラストは肩透かし?それとも見事?実際にあった事件、いや事故か、どっちだっけ?とにかく、それに、こっちがホントだ、と主張するラストもねぇ。かといって、やっぱり分からないというのもねぇ。そういう意味では衝撃的な出来事を持ってきたのは理解できなくもない。あるいは、最初から、このラストがあったのか?2023/03/10

ひじき

13
原書にて。こうきたかぁーの結末で、さらに最後の一文でまた驚かせてくれた。いやあさすがデミル。後半は痛快に一気読み。しかしこの作品で好きなのは魅力的な主人公と洒落た表現だ。元ニューヨーク市警殺人課刑事でテロ対策部隊の主人公コーリーは、ロサンゼルス市警のハリー・ボッシュと少し似ている。 猪突猛進で一匹狼。細部を見逃さず、上層部の警告を振り切って封印された事件を掘り起こす。違うのは、ボッシュは超堅物でコーリーは極めてシニカルってとこ。いけてるセリフ連発するし。気に入った。シリーズ他作品も読むかどうかは別として。2016/08/23

Tetchy

4
やはりデミルの物語の創作作法に疑問が残るのである。不倫カップルのエピソードは、ジョンがジルに行き着いた時に語れば、効果が高いと思う。どうも同じ話を二度も読まされているという感じが拭えなかった。これはやっぱりデミルの失敗だと思う。どうも今作はその次回作のための長大なプロローグのような気がしてならない。でないと、あまりに単調すぎる。次回作こそ、ベトナム戦争に区切りをつけたデミルが21世紀にして新たに出会った驚異に立ち向かう渾身の作品になるに違いない。2009/10/25

おとしん

3
うーん( ̄〜 ̄;)この結末はどうなんだろぅ…。この結末の意図するところが、勝手な読者である僕の勝手な想像の通りであり、デミルの狙い通りの場所に連れてこられているのだとしたら、もう僕はデミルから離れられない!それにしても訳者の白石さんはジーニアスだ!白石さんなくして、この読後感はなかったと思います。2009/10/02

なちょす

2
イエメンのことはなかったかのように始まる下巻。ジョン・コーリーの本領発揮といった展開。でラストがこれとは...。思いも及ばなかった。それだけ自分の中で風化してしまった出来事なのかもしれない。ジョン・コーリーのとまらないギャグ、やっぱりクセになる。2022/03/13

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