内容説明
チョコレート・ボックスのように、さまざまな味わいの作品64編がぎっしりつまった『ショートショートの広場』。甘酸っぱい恋物語、人生の苦味を伝える小話、ホットなサスペンスなど何が飛び出すかは読んでのお楽しみ。短編小説の伝道師・阿刀田高氏による選評も付いた人気シリーズ第18弾。
目次
子供の勘(小野木康男)
煙が目に沁みる(家田満理)
携帯電話から愛を込めて(田中悦朗)
書き出し(清森和志)
リストラ(やいねさや)
嘆き(松尾聡子)
副作用(久野あやか)
曖昧な記憶(貝原仁)
帰れない理由(三枝蝋)
ふたつの顔(嘉瀬陽介)〔ほか〕
著者等紹介
阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年東京生まれ。1979年『来訪者』で日本推理作家協会賞、同年短編集『ナポレオン狂』で直木賞を受賞。デビュー当初より短編、ブラック・ユーモア、ショートショートの名手として多数の作品を発表。長編でも『新トロイア物語』(吉川英治文学賞受賞)を著すなど幅広い分野で活躍している。1993年より1997年まで、日本推理作家協会理事長を務める。2003年紫綬褒章受章。現在は日本ペンクラブ専務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
6
★★★★☆。『小説現代』に投稿されたアマチュアさんのショートショートを、阿刀田さんが取捨選択してできた64編の短編集。正直、既視感を感じるものや、意味が分からないものも数える程度にはあったが、概ね満足できるものでした。『帰れない理由』『異星の生物』『流行っている店』『お天気ロボット』がお気に入り。そして、ショートショートなので、飽きずに短時間で読めました。2013/05/10
MIKETOM
5
これはねぇ…。『異星の生物』は星新一『妖精配給会社』のパクリだし『悪人抹殺機』は星新一『特殊大量殺人機』のパクリだし『願い事』も『広告商売』もタイトルは忘れたけど共に星作品のパクリ。こういうの、なんか哀しいね。他にも『嘆き』『三つの願い』はごくありふれたジョーク・ギャグの類にしか過ぎないし。星作品のパクリを阿刀田の落ち度と言うのは酷だけど編集者がなんとかできなかったのかなあ。なんか、劣化が激しいね。よかったのは『お天気ロボット』『秋の風景』『曖昧な記憶』『二つの顔』『瓜二つ』『男か女か』『取引』『記憶屋』2019/08/01
グラスホッパー
5
2006年出版。年代を感じる作品や、素人らしい作品が楽しめた。2019/03/09
lovekorea
3
『これくらいなら俺でも書けるぜ』と、誰しもが一度は思うでしょうし、おそらくその通りなんでしょうけど、それを商売にできるとはなかなか思えませんよね。 プロの凄さを思い知ります。2024/04/15
新天地
3
寝る前に2,3編読むのがいつもの楽しみ。選評でもそうだけど、自分の中でも「睨む女」から「お姉さん」までの作品は高得点。好きな作品は心底ゾッとした「睨む女」、星新一が描きそうな皮肉を交えた「異星の生物」、記憶とは誰が買うのかオチで納得の「記憶屋」、これも星新一っぽい新手の職業「流行っている店」と「広告販売」、そして無用の長物だからこそ愛おしくなる「お天気ロボット」2018/05/27




