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講談社文庫
それでも、警官は微笑(わら)う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 568p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062754576
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない、年下の上司・潮崎警部補。二人は、特殊な密造拳銃の出所の捜査にあたる。たどり着いたのは5年前のある事件だった。覚醒剤乱用防止推進員の拳銃自殺。その背後に潜む巨悪とは?軽快な筆致で描かれた、新世代の警察小説。第25回メフィスト賞受賞作。

著者等紹介

日明恩[タチモリメグミ]
神奈川県生まれ。日本女子大学卒業。『それでも、警官は微笑う』で第25回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

射手座の天使あきちゃん

108
おぉ、これぞ警察小説の王道(期待してない商店街の福引で一等当たった感じ!? 笑)  血筋が良くて能天気・チャラい塩崎警部補が「いっちょ前」のデカに目覚めていくのがいいですね、そして100%生粋デカの「キチク」武本巡査部長goo!、他の警察小説の主人公を会話に登場させたり笑いどころも有りますぅ(笑)。2010/10/02

文庫フリーク@灯れ松明の火

84
『寄付』『迎付』と妙な章立てをすると思えば、なる程納得。《陽竜銀針》は別としても茶事には疎い。武骨な武本がお気に入り。キチクは鬼畜だとばかり。国を揺るがすミッション負った林の崩れっぷりに比べ、武本なら崩れる時は竹の如く真っすぐ割れそう。武本父の言葉は《矜持》を持て、と響きました。お喋り坊っちゃま潮崎は、と言うより日明さんは、映像含め刑事ものが相当好きなのですね。合田・鮫島の名前が出ると読み友さんレビューで承知してましたが、リンカーン・ライムにとどめは岩崎白昼夢(爆)相当根性鍛えないと《翔んでる警視》→続く2011/03/04

Tsuyoshi

72
「キチク」と呼ばれるほど執拗に事件を追う武骨な主人公・武村とボンボンの警部補・潮崎のコンビに加え、安住部長や麻取の面々などが組織を越えて繰り広げるやり取りの数々には微笑ましくもあり胸熱くさせられる部分も多くて飽きることなく読み進めれた。不器用でも熱い気持ちの人々が多々登場する話は読後感もいいもんだな。2018/09/09

GAKU

63
初読みの作家さん。寡黙で強面、腕っ節の強い武本巡査部長と、年下で話し出したら止まらない上司の潮崎警部補が主人公の警察小説。この二人のみならず、他の登場人物達のキャラクターも良い。女性の作家さんとは思えないハードな場面もありながら、女性登場人物の描写では女性作家さんらしい所もチラホラ。600ページ近いボリュームの文庫本でしたが、長さを感じることなく楽しく読めました。第2作、3作も積んでいるのんで近々に読んで行きたいと思います。ここの所初読みの作家さん、続けての当たり。嬉しい限りです。 2020/02/20

BlueBerry

60
設定と主人公二人の会話がとっても楽しいですね。作者の猛勉強のお陰だと思いますが内容も興味深い物が多くって飽きさせません。ほぼ一気読みの感じでした。警察物とかは敬遠していましたが、こうゆーのなら大丈夫です。お勧めです!日明(たちもり)さん、ちょっと追いかけます。2013/09/27

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