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「黒い流れがだんだんと激しくなり、やがて主流となって人間をのみ尽くしていく」。予知能力者・神谷司はこう予言した。そしてまた、「人類滅亡」に直人と直也のふたりがかかわることも。兄弟は、マイナスの力を持つ黒い流れに巻き込まれてしまうのか。それとも、流れに抗い、人類を滅亡から救えるのか―。
著者等紹介
飯田譲治[イイダジョウジ]
1959年、長野県生まれ。’86年に製作されたビデオ作品『キクロプス』で監督デビュー。’92年からフジテレビで放送されたドラマ『NIGHT HEAD』では原作・脚本・演出を手がける。脚本を手がけた主な作品に『沙粧妙子 最後の事件』(’95年)『Gift』(’97年)が、監督を務めた映画に『らせん』(’98年)『アナザヘヴン』(2000年)『ドラゴンヘッド』(’03年)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Rey
13
いいよいいよ~だんだんと物語に派手さが出てきた。ムカつくキャラ神谷がいい味出してます。さあ、続きを読もう!2014/09/25
うにせん
4
予知能力者によって暗示された人類滅亡の未来が、新型コロナが比ではない強力ウイルスの蔓延という衝撃的な図だった。ウイルスの完成を止めるべく、霧原兄弟が研究者のもとへ行く。長年研究してきてついに大発明となりそうなエイズの抗ウイルスが、突然やってきた超能力者に猛毒ウイルスとなると宣言されても、なかなか受け入れられないだろうな。可哀想で、残念なラストだった。人の心を持たない予知能力者は、人類滅亡を防げるのはすごいけど、人として終わってた。兄弟の親との再会はまだだった。両親も成長していて、和解できるといいのだけど。2025/05/31
kaoru
1
一気に読み進め中。敵の姿がやっと見えてきた感じですが、なかなか真の敵にはたどり着かない予感。(笑) 文中の、二人のしぐさを表現する場面は、まんま、トヨエツと武田くんになって脳内再生されてます。ドラマ見てなかったけど。2016/02/25
鑑真@本の虫
1
再再読。 これからが佳境ですね。2013/08/25
tomo
1
★★★★☆ 兄・直人がとても幼い。けど、その直人の気持ちはとても人間的で至極真っ当な感情だと思う分、入り込めると思う。2013/04/21




