内容説明
サイコキネシスを持つ兄・直人とリーディング能力を持つ弟・直也は、超能力を研究する特殊施設で育てられていた。“普通の生活”を望んでいた二人は、施設を脱出することに成功するが、「外」の世界は、彼らが思い描いていたような“楽園”ではなかった…。鬼才・飯田譲治が放つ、サイキック・サスペンス。
著者等紹介
飯田譲治[イイダジョウジ]
1959年、長野県生まれ。’86年に製作されたビデオ作品『キクロプス』で監督デビュー。’92年からフジテレビで放送されたドラマ『NIGHT HEAD』では原作・脚本・演出を手がける。脚本を手がけた主な作品に『沙粧妙子 最後の事件』(’95年)『Gift』(’97年)が、監督を務めた映画に『らせん』(’98年)『アナザヘヴン』(2000年)『ドラゴンヘッド』(’03年)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Rey
20
そうか、もうあのドラマから22年も経っているのか。トヨエツも武田真治も若かった。トヨエツは髪型がヘンだった(笑) 確か過去に一度小説版を読んだはずだけど、古本屋でまとめ買いして懐かしさにニヤニヤしている。内容は過敏すぎる兄弟にちょっとイライラする場面もあるけど面白い。さあ、全六巻楽しませてもらおうか!2014/09/15
ファルコン
9
超能力を持っているがために親元から隔離されていた兄弟が、実社会に戻り戸惑いながらも自分達の生きている意味を探し求めるストーリー。トヨエツと武田真治でドラマ化されたらしいですが、そちらは見てません。人の考えが見えてしまう弟がかなり辛いですね。前半で登場する、突然消える少女の存在がイマイチよくわかりませんでした。次作があるようなので、そちらで明らかになるのでしょう。2014/02/11
kinoko
9
4.6点 全巻読破 映像化もコミック化もされた作品。超能力ものが好きな人にはオススメ。2010/09/23
うにせん
7
前情報なしで読んだ。元はドラマだそうで、たしかに映像向きのようなシーンが多かった。超能力兄弟の話。ところどころ古さを感じつつも、読みやすかった。弟思いで強いサイコキネシスを持つ兄は、いい子なのだけど、あまりにも短気すぎて心配になった。たまたまレストランに居合わせただけの他人の意見なんか気にする必要ないのに。成長が楽しめるようにあえて最初はこんな短気なのかな。リーディング能力を持つ弟は兄とは対照的に繊細だけど、繊細ゆえに俯瞰して物事を判断し、兄を支えていけそうな、いいキャラ設定。まずは世界観が分かった1巻。2025/04/15
beautiful sky
6
マイナスの力を引きつけてしまう設定がー。大いなる力と繋がっているのなら、もっとプラスでポジティブではないのかー。持つ者の苦しみという奴ですか。今の所、始終覆う暗いトーンにめげそうですが、最後まで読む予定。2014/10/31




